太平洋戦争末期、激戦の地となった硫黄島。
小笠原諸島の南端ちかくにあるこの島は、かつて1千人以上の人々が暮らす、穏やかな島だった。
BuzzFeed Newsは、硫黄島生まれの奥山登喜子さん(85)から提供を受けた写真に、早稲田大のチームが公開している人工知能(ニューラルネットワーク)による自動色付けをした。その一部を紹介する。
牛を飼う人たち
民家と、奥山さんの祖母
海水浴を楽しむ子どもたち
「浜遊び」をする人たち
元山地区にあった測候所
奥山さんの姉と知人
国民学校での記念写真
「セイモ海岸」で家族写真
硫黄島神社
盛んだった草野球
同じく盛んだった相撲
海岸で遊ぶ子どもたち
奥山さんの姉兄たち
硫黄島の戦いで戦死した人の数は、日本側が約2万2千人、アメリカ側が約6800人とされる。
奥山さん一家は兄2人を残し、強制疎開で島を去った。それから73年、いまだに故郷へ戻ることはできていない。
写真を提供していただいた奥山さんへのインタビュー【私の故郷は「墓」になった。硫黄島に生まれた彼女の73年】も掲載されています。