人気YouTuberのワタナベマホトに逮捕報道 事件を認め本人 「責任は全て私に」

    所属事務所のUUUMによると活動の再開目処は立っていないという。

    YouTuberをマネジメントしているUUUMは6月19日、「所属するクリエイターのワタナベマホトが知人に怪我をさせる問題を起こし、活動を休止した」と発表した。本人も謝罪の動画をアップした。

    UUUMは「このたび、UUUM専属クリエイターのワタナベマホトが、知人の方に怪我をさせてしまうという問題を起こし、お相手の方と関係者の皆さまに大変ご迷惑をおかけする事となりましたので、ご報告申しあげます」と謝罪した。

    ワタナベマホトさんのYouTubeチャンネルの登録者数は、269万人(6月19日午後7時現在)を超える。

    2011年から動画投稿を開始し、ヒップホップユニット「カイワレハンマー」の BEMAとしての音楽活動やアパレルブランドを手がけるなどの活動をしてきた。

    UUUMの発表によると、ワタナベマホトさんは酒に酔って被害女性と口論となり、けがをさせたという。「本人は心から反省しており、お相手に謝罪し、現在は円満に和解しております」とこれまでの経緯を説明した。

    「しかし」と続け、「いかなる状況においても、お相手の方に怪我をさせてしまう行為は許されるものではなく、当社は、今回の事態を重く受けとめ、本人に厳重に注意」したという。

    「当社からも、お相手の方に改めてお詫び申し上げますとともに、関係者の皆さま、そして、UUUMクリエイターを応援してくださっているファンの皆さまに、お詫び申しあげます」

    公表が遅れた理由としては、「事実関係の確認と当事者間の話し合いを最優先として進めて」いたためだとして、報告が遅れたことも謝罪した。

    今後については、所属するクリエイターの生活面を含めた指導とサポート、コンプライアンス教育に一層注力するという。

    文春オンラインの逮捕報道

    ワタナベマホトさんを巡っては、文春オンラインがこの日、傷害容疑で逮捕されていたと報じている。

    文春オンラインの報道によれば、東京・港区の自宅で同居していた女性に暴行を加えた疑いで6月2日未明、警視庁三田警察署に逮捕されていたという。

    女性関係をめぐって口論となり、殴りつけ、顔を踏みつけるなどし、全治2週間のけがを負わせて現行犯逮捕された、と捜査関係者の話を伝えている。

    UUUMなどによると、ワタナベさんはすでに保釈され、被害者側と和解したという。

    YouTubeに動画をアップ「責任は全て私に」

    ワタナベマホトさんが6月19日、YouTubeに投稿した動画は2分3秒間。

    冒頭に頭を下げると、「私、ワタナベマホトに関する一連の騒動のご報告をさせていただきたいと思います」と話し始めた。

    「視聴者のみなさま、関係者のみなさまにお騒がせしてしまい、本当に申し訳ございませんでした」

    事件以降、動画投稿やSNSでの発信を控えており、すでに被害女性と和解に至ったと報告した。

    そして、音楽関係を含めたあらゆる活動の休止を発表したが、再開時期には触れなかった。複数回に渡って頭を下げ、最後にこう話した。

    「今回の件の責任は、全て私にあります。相手の方が非難されたり、無関係の方が巻き込まれたり、そういうことが起きないよう願っております」

    「みなさま、ご批判は私に向けてください。どうかご理解いただけますよう、お願いいたします。今回は本当に申し訳ございませんでした」

    この動画には、視聴者から反省を促す言葉のほか、「いくらキレててもできるもんじゃない」「本当にありえない。まほっちゃん大好きだったけどこればかりは許せない」などと厳しい言葉が並んだ。

    活動再開の目処立たず

    UUUMの広報担当者は、BuzzFeed Newsの取材に「お相手の方との和解の結果、HPでの発表の通りで、事実関係をすべてお話しできない状態になっております」とし、こう話した。

    「ワタナベマホトはいまもUUUMの専属クリエイターとして所属しております。活動再開の目処は立っておりません」

    YouTubeでこの動画を見る

    youtube.com