教員の87%が髪型校則は"変わっていくべき" 「個性が尊重される社会に」と動いた大手メーカー

    キャンペーン名は『#この髪どうしてダメですか』。

    大手日用品メーカーの「P&G」が3月18日、学生の髪型についての校則をテーマにしたキャンペーンを始めた。

    その一環で、現役の中高生(400人)と卒業生(200人)、現役の教員(400人)の計1000人に意識調査を実施した。

    結果から、立場に関係なく、誰もが時代に合わせた変化を求めていることが明らかになった。紹介する。

    この調査結果を受け、P&Gはこう考察する。

    「多くの先生も、髪型校則に対して疑問を感じ、変化していくべきだと考えていると伺える」

    「学生・先生ともに髪型校則に対して、疑問や課題を持ちつつも、双方で対話をする場がないと推測される」

    個性が尊重される社会に

    今回のキャンペーン『#この髪どうしてダメですか』は、ヘアケアブランド「パンテーン」のもの。社会全体で話し合うきっかけをつくり、一人ひとりの個性を前向きに育てていきたい、との思いを込める。

    同社のアソシエイト・ブランド・ディレクターの大倉佳晃さんは、「学生の個性が尊重される社会になることを、少しでも応援していけたら」とコメント。今後、キャンペーンを順次展開していくという。

    Twitterでは上記のハッシュタグで意見を募り、3月27日午後10時からは学生や教員らが語り合うラジオ番組をTOKYO FMで予定する。