【欅坂46】ナチス風衣装で秋元康氏、ソニーミュージックが謝罪 ユダヤ人権団体の提案は「現在検討中」

    「当該の衣装に関しては、今後一切着用いたしません」

    アイドルグループ「欅坂46」がハロウィンライブで着用した衣装がナチスの制服に似ているとして、インターネット上で批判を集めている。

    アメリカ時間10月31日には、ユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)」が公式ホームページで謝罪を求めていた。

    これらを受けて、ソニーミュージックは11月1日に公式ホームページに謝罪文を掲載した。

    平素は欅坂46を応援していただき、誠にありがとうございます。
    10月22日に開催されましたハロウィンイベントにおいて、欅坂46が着用した衣装について、「ナチスドイツの軍服がモチーフではないか」とのお問い合わせ・ご指摘をいただいております。

    私どもの認識不足により、衣装の色やその他を含む全体のデザインが、そのようなイメージを想起させる部分があり、ご不快な思いをさせてしまったことに対し、心よりお詫び申し上げます。

    また、当該の衣装に関しては、今後一切着用いたしません。
    今回のご指摘を真摯に受け止め、再発防止に努めてまいります。
    多くのみなさまにご心配とご迷惑をおかけいたしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。

    また欅坂46のプロデューサーを務める秋元康氏も同グループの公式ホームページ上で「ニュースで知りました。ありえない衣装でした。事前報告がなかったので、チェックもできませんでした」とコメント。

    その上で「プロデューサーとして、監督不行き届きだったと思っております。大変申し訳なく思っています」と謝罪した。

    なお欅坂46の公式ブログでは、ナチス風衣装を着たメンバーの画像をすべて削除している。

    「展示会を訪れるかは現在検討中」

    SWCのアブラハム・クーパー副館長は11月22〜27日に沖縄・浦添市民体育館で開催される「勇気の証言 ホロコースト展 アンネ・フランクと杉原千畝の選択」の開幕のために来日する。

    抗議文ではソニー・ミュージック、秋元康と欅坂46のメンバーが同展示会に訪れるよう強く求めている。

    ソニーミュージックの広報担当はBuzzFeed Japanの取材に「抗議文を受けて、当社としてSWCに対し先ほど回答文を送ったところです。展示会を訪れるかどうかに関しては現在検討中です」とコメントしている。