女子大生が道路ではねられ死亡。レイプして置き去りにしたとして、男4人を起訴。米ルイジアナ州

    米ルイジアナ州立大学に通う女子大生を強姦したあと、道路に放置したとして、28歳の男と3人の少年が強制性交罪などで起訴された。

    米ルイジアナ州立大学に通う女子大生を強姦したあと、道路に放置したとして、28歳の男と3人の少年が強制性交罪などで起訴された。

    事件当時、被害者は泥酔した状態にあり、道路で対向車にはねられ、その後病院で死亡が確認された。

    逮捕状によると、死亡したマディソン・ブルックス(19)さんは1月15日、大学キャンパス付近にあるバーで、エヴェレット・リー被告(28)、ケイセン・カーヴァー被告(18)、ケイヴォン・ワシントン被告(18)、未成年の少年A(17)と出会った。

    カーヴァー被告の逮捕当時の供述によると、被告らは友達が見当たらないと訴えるブルックスさんを家まで送る約束をし、全員で一緒にバーを出たという。

    近くの道まで移動したあと車を停め、後部座席にいたワシントン被告と少年Aが、ブルックスさんをレイプしたと、カーヴァー被告は警察に話している。

    ワシントン被告は、被害者のブルックスさんがアルコールの影響で酔っ払っていたことは認めているものの、「被害者と性行為はしていない」と容疑を否認している。

    また、少年Aが被害者をレイプしているところも「自分は見ていない」と供述した。

    ワシントン被告と少年Aは第3級強制性交罪、カーヴァー被告とリー被告は犯行を傍観した行為により同罪の従犯として起訴された。

    カーヴァー被告とリー被告は1月26日に保釈された。

    カーヴァー被告は警察に対し、当時のブルックスさんは「ろれつが回っておらず、バランスを保てないほど酔っ払っていた」と供述している。

    実際に、その夜のブルックさんの血中アルコール濃度は0.319%だった。

    事件当時のブルックスさんの血中アルコール濃度の状態を「泥酔期」と呼ぶ。意識がはっきりしない、立てないなどの影響が人体に出る。

    地元ニュースの取材に対し、被告人の2人の弁護を担当するロン・ヘイリー氏は、事件当日に車内で撮影された動画を見る限り、被害者は「首尾一貫としていた」と主張している。

    「(ブルックスさんが)酔っ払っていたかと聞かれたら、答えはイエスです」

    「しかし、法律上の定義で酔っ払っていたか、合法的に同意や質疑応答ができない状態だったかと聞かれると、絶対にそうではなかった」

    ヘイリー氏は、ブルックスさんが被告人たちと何らかの口論になった後、「自分から車を降りた」と説明した。

    「意見の相違から、ブルックスさんは配車サービスを利用して帰ると伝え、車を降りました。私は世間の皆様に、その場にいた若い青年たちが、彼女を道路に置き去りにはしてないということを知っていただきたいのです」

    逮捕当初、カーヴァー被告は警察に対し、ブルックスさんの家の場所が特定できず、住宅地で彼女を車から降ろしたと供述している。

    アメリカの法律で定められている飲酒年齢21歳未満のブルックスさんに、アルコールを提供したとして、被害者と被告人らが出会ったバーは営業停止となった。

    事件を受け、ルイジアナ州立大学の生徒からは悲しみの声が上がっている。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:オリファント・ジャズミン