歌手のリアーナは1月末、恋人でラッパーのエイサップ・ロッキーとの第一子を妊娠したと、写真を添えて発表しました。
その後の数週間、アメリカ・ロサンゼルスで行われた「フェンティビューティー」のユニバース・イベントのレッドカーペットに登場するなど、リアーナは公の場に出続けています。
2月11日の「フェンティビューティー」のレッドカーペットでは、グリーンのトップスで登場しました。リアーナは、以前はお腹を露出することに不安を感じていたものの、妊娠して自分の体を受け入れられるようになったと語りました。
「前はお腹が少し出ていると、問題視された」と、妊娠前の不安をテリー・シーモアとのインタビューで明かしています。
テリーが「(妊娠して)隠さなくてもよくなったわね」と冗談交じりに答えると、リアーナは「クロップトップが流行っているからね!全部出すよ」と返しました。
リアーナの最近の衣装は、妊婦のためにデザインされた、お腹を隠すような従来のマタニティウェアとは大きく異なります。
よりタイトで露出度の高い衣装を選び、アクセサリーなどでおなかを飾ることが多いようです。
妊娠中に自分のお腹を公開したセレブは、リアーナだけではありませんが、彼女の妊娠に対する「解放的」なアプローチをファンは称賛しています。
「リアーナは妊娠中のお腹を露出することで、エッジの効いたヒッピー風なスタイルを作り出した。それが大好き…。きっと彼女にとっては、とても解放的なのだろう」
「リアーナは、妊娠したお腹を"魅せて"いる。本当に大好き」
3月1日には、パリ・ファッション・ウィークでの「ディオール」のファッション・ショーに、大胆なシースルーの衣装で出席しました。
多くのファンは、リアーナを評価しています。妊娠中であろうとなかろうと、「自分の体を受け入れる」というメッセージを広める力があると。
「リアーナが、従来のマタニティウェアを拒否する姿勢は、感動的で素晴らしい」
「リアーナが女性たちに自分の体を受け入れるよう促すことは、とても美しいことだ」
他のファンは、リアーナの大胆な服装が、「マタニティウェアの新しいスタイルを生み出した」と称えています。
リアーナの"新マタニティスタイル"が、多くの称賛を受ける一方、一部のファンからは、彼女のキャリアを通じて着ていたものと特段変わらないのではという指摘もあります。
ファッションアイコン、またファッション業界の大御所としても有名なリアーナは、以前から露出度の高い奇抜な衣装を着ていました。
「リアーナは、このような服をずっと着ているような気がする。みんなは、従来のマタニティウェアを想像しているから、彼女の着る服が"新スタイル"だと感じているのかも。リアーナの妊娠しているお腹に注目していて、実際の服を見ているわけではない感じがする」
妊婦が何を着ようと自由。その考えは当然に思われるかもしれませんが、妊娠中のセレブが公の場でお腹を露出することは、実は珍しいのです。
キム・カーダシアンの2013年「メットガラ」でのドレスや、ビヨンセの2011年「MTV ビデオ・ミュージック・アワード」でのワンショルダードレス、映画『ドント・ルック・アップ』のプレミアでのジェニファー・ローレンスの長いドレスなどは、妊婦の体を強調しつつも、お腹は完全に隠しています。この3人の衣装はほんの一例です。
リアーナはその理由を、「私の使命は、ただ世界中の女性に、ランジェリーで快適さとセクシーさを感じてもらい、楽しんでもらいたいから」だと語っています。
この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:アシュウェル英玲奈