• womenjp badge

医療を受けられない女性達が駆け込むネット掲示板。医療従事者が質問に答えアドバイス

体の悩みを抱えるも相談する場がなく、途方に暮れる女性たち。アメリカではそんな女性たちにインターネットを通して助けの手を差し伸べる医療従事者たちがいる。

私が「リリー」(仮名)と話をしたのは、とある10月の午後。時間にして12分間ほどだった。

忙しい彼女が確保できた時間はたったそれだけだった。

2人の子を持つ35歳のリリーは米公衆衛生局の職員で、ミズーリ州中部にある女性専用クリニックで働いている。勤務時間が長いため、昼休みの合間に何とか私のために時間を割いてくれた。

リリーは、2回目の呼び出し音で電話に出た。彼女の声が少し聴き取りづらかったのは、クリニックのせわしない物音のせいだ。慌ただしく行き交う足音。職員が着ている医療用ガウンのこすれ合う音。規則正しく鳴る電話――。

彼女が働いているミズーリ州の片田舎は、アメリカ国内の多くの地域と同様、リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)サービスを受けられる機会や医療機関がきわめて少ない。

ミズーリ州でただひとつ残る中絶クリニック「Planned Parenthood of the St. Louis Region and Southwest Missouri(セントルイス地区ならびにミズーリ州南東部の家族計画クリニック)」が診療を続けているが、存続の危機に晒されている

ミズーリ州政府の予算の削減法的規制により、家族計画やセクシャルウェルネス(性の健康)、産科医療などの医療機関が不足している。

リリーが働くクリニックを訪れる患者の多くは、産婦人科医の診断を受けるためだけに、車で何時間もかけてやってくる。

ミズーリ州南東部の片隅の「ブーツヒール(長靴のかかと)」と呼ばれる地域に住む人々にとって、出産施設は遠く離れたところに、たったひとつにしかないのだ。

「女性たちは、必要とする医療を受けられない状況にあります」とリリーは話す。

彼女には、自由な時間があまりない。それでも夜になると、病院のガウンを洗濯機に放り込み、子どもたちを寝かしつけたあとに、掲示板サイト「Reddit」に時々ログインする。

「Love4Mizzou」というユーザー名で、腹立たしいまでに複雑で面倒な婦人科医療の世界を、見知らぬ人たちが切り抜けられるよう支え続けているのだ。

彼女は、スレッド「r/obgyn」(obgynは産婦人科という意味)を管理している。r/obgynには、自身の体や健康についての情報や助言を求めるユーザーが多く集まってくる。

その背景にあるのは、財政支援が途絶えた結果、セクシャルウェルネスの医療サービスが受けられる場所や手段が驚くほど減ってしまったことだ。

さらに、多くの州の反中絶法が「非常に厳しいレベル」から「医学的に不可能なレベル」へと引き上げられてしまったことも、人々がr/obgynに集まる原因として考えられる。

たとえば、オハイオ州議会で2019年11月に提案された新法案では、子宮外妊娠を「再移植」することを医師に義務づけているが、実際には実施不可能な処置だ。

女性の健康問題について投稿して回答を得られるスレッドは、「r/Healthyhooha」や「r/WomensHealth」など多数存在している。さまざまな人たちが参加しており、その大半は女性だ。

初めて生理痛を経験した少女。更年期障害に悩む中年女性。避妊や性感染症(STD)について疑問を持つ女性。流産で悲しみに暮れる女性。妊活中の女性。

彼女たちは、真夜中の2時を過ぎた時間でも、不安のあまり眠れずにいる。

「もしかして」と最悪の事態を疑っていても、治療費を捻出できないことがわかっているからだ。

自分の体の状態について疑問を持ったときに、インターネットに頼るのは当然だ(真夜中にグーグルで症状を検索したことがない人なんて、いないはずだ)。

実生活で、自分の言葉に耳を傾けてもらっていないと感じている場合は特に、インターネットに頼り過ぎてしまうケースが多い。

けれども、疑問に対するすべての答えがオンライン上で解決するわけではない。インターネットでの情報をそのまま鵜呑みにするのは非常に危険なのだ。それは、Redditのような掲示板でも同じことが言える。

たとえば、子どもの予防接種を拒否するワクチン反対派の親が増加傾向にあることを考えてほしい。

この動きについて一部の研究者たち関連付けているのが、医療機関への不信感だ。ネット上で増えている虚偽情報の拡散も、ワクチン反対派の親が増加している要員だ。

性の健康をテーマにしたスレッドでも、「どう考えても信ぴょう性のない」噂が登場することがある。その内容は、呆れてしまうようなレベル(「便座を介してクラミジア感染症にかかる」)から、実際に健康被害が起こりえるレベルのものまで多種多様だ。

そうした理由もあり、リリーを含む医師や看護師などのRedditユーザーは、オンライン自警団のようなグループを形成し、事実に基づいたアドバイスをしている(プライバシー保護のため、この記事には匿名で登場する人もいる)。

しかし、このようなオンライン・クリニックで質問したからといって、医師の診察を受けたことにはならない。あくまでも応急処置として考えてほしい(実際、産婦人科の診察を受けるよう勧められるケースが多い)。

とはいえ、不安を抱えた人々にとっては、医療の専門家の答えが得られるコミュニティーはまさに「命綱」だ。



レベッカ・ブリスがRedditに初めて投稿したのはクリスマス直前のこと。

彼女はその前日に手術を受けたばかりだった。数カ月にわたって骨盤に痛みがあり、頻繁に尿意を覚えていた。

「子宮から下の腹部全体が、まるで燃えているのような」激しい不快感を抱いていたレベッカに対し、婦人科医は卵巣嚢腫との診断を下し、日帰りで摘出手術を受けさせた。

ところが、それが誤診だったことが発覚する。痛みの原因は卵巣嚢腫ではなく、卵管だったのだ。

20年前に盲腸の手術を受けた際に生じた瘢痕(はんこん:手術跡が治癒する過程で繊維組織が過剰に産生されてできる)が、卵管のひとつを塞いでしまっていたようだ。そこがひどく腫れ上がったため、摘出せざるを得なくなった。

レベッカが麻酔から覚めたときにそうした事情を話してくれたのは、彼女の恋人だった。医師は、その症状の詳細を説明することなく、帰宅してしまったという。

レベッカは、「自分の体に一体何が起こっているのか」疑問に思った。ベッドに横になりながらも痛み止めで気力を奮い起こし、Redditにアクセスした。

そこで、自分と同じように混乱して不安を抱く多くの人を見つけた。

「多くの女性たちが私と同じように、何カ月や何年にもわたって症状に苦しみながら、原因がわからずにいたんです」とブリスは語る。

「それで慰められました」。彼女は、コミュニティに参加した。

ブリスは掲示板に「この悲惨な状況が始まったのは2019年の8月です……」と投稿し、手術に至るまでの経緯を最初から最後まで説明した。

「こんな病気は聞いたことがなかったので、似たような症状を経験した人がいないか知りたいです」

その結果、体験者がたくさんいることがわかった。同情してお見舞いのメッセージを投稿してくる人もいたという。

ある人からは「どうやら私の症状と同じみたいです」とコメントが届いた。手術後の回復期に何が待ち受けているかを教えてくれる人もいた。

ブリスのような体験は珍しいものではない。実のところ、多くの医師はいまだに女性の体の仕組みをよくわかっておらず、持つべき知識が不足しているのが現状だ。

しかも現代の医学界は、患者、とりわけ女性が訴える病状を信用しないことで、かなりの悪評を買ってきた。

救急外来では、男性より女性の方が待ち時間が長く、効果的な痛み止めをなかなか処方してもらえないことが、研究で明らかになっている

アメリカは、GDP(国内総生産)が世界1位であるにもかかわらず、先進国のなかで産婦死亡率が高い国に数えられている。

人種別にみた格差はさらに衝撃的で、アフリカ系アメリカ人女性は白人女性よりも、妊娠合併症による死亡率が3倍から4倍も高い。

人工妊娠中絶に反対する論調が、事態をさらに混乱させている。

近年の監視機関の報告によると、カトリック系の病院では避妊妊娠合併症から命を救うための処置を拒むケースが発生している。

重い感染症でミシガン州の病院を訪れたある女性は、解熱鎮痛剤タイレノールを渡されて帰るよう言われ、自宅のトイレでひとりきりで流産した、と主張している。

別の女性は子宮感染症で、「キャンディくらいの大きさ」の血の塊が出たにもかかわらず、ワシントン州立病院の救急外来から3度も退院させられた。

致命的な状態にありながら、「中絶」という選択肢が医療スタッフから提案されることはなかった。

「医療業界には依然として性差別がはびこっています」と話すのは、テネシー州メンフィスの研修医エリック(27)だ。

彼は「NapkinZhangy」というユーザー名で、掲示板「r/obgyn」などにたびたびアクセスし、不正出血や妊娠時のホルモンなどに関する不安について、実用的な助言をしている。

そうした症状はまさに、エリックが日々、研修先で遭遇しているものだ。

「特に年配の医師は、女性患者を真剣に受け止めないのです」

エリックはそうした事態を目の当たりにしている。

たとえば、彼が勤務している救急外来に男性が腰痛を訴えてやってくると、医師はヘルニアや腎臓結石などを疑い、原因を突き止めるためにさまざまな検査を行う。

ところが、女性が同じく腰痛を訴えても、「おそらく月経による下腹部痛でしょう」などと告げて、家に帰るようさっさと追い払ってしまうのだという。それが彼を悩ませている。

エリックが筆者と話をしてくれたのは、救急外来での24時間連続勤務を終えた直後だった。ベッドに横になり、アドレナリンが落ち着いて、眠りに落ちるのを待つ間だ。

エリックはそんな時によく、Redditにログインする。以前から、医学部の話やトレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」についてチャットするために、Redditを利用してきた。

彼は、婦人科専門の研修期間をまもなく終える予定で、掲示板で自分が答えられる疑問はどのようなものなのか、注意深く調べている。

本記事に登場するすべての医療専門家と同様、エリックも、オンライン上で診断を下すことは避けている。

その一方で、慢性的な痛みを「女性なら当たり前の症状」として軽くあしらうことに、人々が苛立っていることも理解している。だからこそ、そうした状況を改善するために、わずかな空き時間を使っているのだ。

「健康に関するちょっとした疑問の答えを私なら数分で出せるかもしれません。そうすれば、患者が何時間も不安を抱えずに済む可能性があります」とエリックは述べる。

Redditは匿名で利用できるため、どんな人がログインしているのかを正確に知ることは難しい。けれども投稿の大半は、自身の「性の健康」について医師や親に相談しにくいと感じている若い女性からのようだ。

米国産科婦人科学会議(ACOG)の研究によると、医療提供者の不足しており、アメリカ国内の半数近い郡では、資格を持った産婦人科医がひとりもいない。

つまり、そうした地域に住む多くの人は、婦人科専門医や人工中絶を行う医師のところまで出向くとなると、航空券を購入し、仕事を数日間休まなくてはならないのだ。

こうした格差が、Redditにそのまま表れている。Redditで最も一般的に見られる投稿のひとつが、子宮内膜症といった生殖器系の慢性疾患を疑いながらも、かかりつけの医者から何度も軽くあしらわれてきた人たちからの質問だ。

なかには、レントゲンや超音波検査検査結果の画像をアップロードして誤診ではないかと問いかけ、ネット上で意見を募る人もいる。それ以外に、単なる愚痴も多い。

イリノイ州の農村部に住む25歳のアリソン・アイゲンブロッドは2020年に入ってから、r/obgynに投稿した。

彼女は2019年、ヒトパピローマウイルス感染症(HPV)と診断され、すべての前がん病変(子宮頸がんの前段階)を取り除くために手術を受けたという。

その際、6カ月後に経過観察に来るよう言われたものの、予約診察日の前に担当婦人科医が、新しい医師への紹介状を書かずに退職してしまった。

アリソンが住むのはさびれた農村部の町で、人口は1000人足らず。しかも、新しい患者を引き受けてくれる婦人科医は、自宅から80キロメートル以内の場所にはいなかった。

まもなくすると、アリソンは生理時に大量出血するようになり、痛みも伴った。血の塊も出始め、その大きさは、直径約2.5センチメートルほどから、やがてピンポン玉くらいになった。

アリソンは救急外来に2度足を運んだが、家に帰って「タイレノールとモトリン(イブプロフェン系鎮痛剤)を飲め」と医者から告げられたという。

アリソンは2020年1月、それまでの経緯とともに、血が大量にしみ込んだ生理用ナプキンの写真をRedditに投稿した。すると、数十人から慰めや見舞いのメッセージが寄せられたほか、新しい医師の見つけ方を教えてくれる人もいた。

エリックのような医療従事者と、普通のユーザー(その多くが自身の体験談をダイレクトメッセージで送ってきた)からの無料のアドバイスはいずれも、それまでに受けたあらゆる有料の治療よりも役に立ったと、アリソンは語った。

アリソンは「(医師たちから)説明などありませんでした」と語る。

「質問しようとすると、バカにしたような目で私を見るんです。だからRedditに頼ることにしました」

r/obgynのようなコミュニティにアクセスする人たちはみな、医師の試行錯誤に振り回されて、中途半端で不安定な状態に置かれている。

インターネットは、そうした問題を解決することはできないものの、何をどうしたらいいのかわからない不安な状況を耐え抜いていくための助けにはなりうる。

時には、前に進むための具体的な手段が見つかることもある。アリソンは自宅から1時間ほどのところに、新しい患者を受け入れてくれる婦人科医を見つけたという。

レベッカ・ブリスの状況も多少進展している。手術を終えてすっかり回復した彼女は、ようやく医師と話ができたそうだ(ただし、レストランにいる医師と電話で話をしただけのようだが)。

最後に連絡した時点では、再診に行った時のために質問事項を考えているところだった。その中にはRedditで提案された質問もある。

「いったん誤診されると、何だかすべてを疑うようになるんです」とレベッカは話す。


医療をテーマにした掲示板は、女性の健康や生殖機能に関するものだけに限らず、たくさんのものがある。

医療をテーマにした掲示板は、女性の健康や生殖機能に関するものだけとは限らない。しかし、女性の健康に特化したRedditのコミュニティの方が、熱心で真面目な傾向があるようだ。

寄せられる疑問・質問は個人的なものだが、決して珍しいものではない。捨てアカウントからの投稿もあるが、ユーザーの多くは数カ月かそれ以上にわたって投稿し続け、自分の病状の最新状況を報告し、苦しんでいる人たちを励まそうとしている。

シカゴに住む23歳の学生ナタリー・バルガスは、2019年夏にRedditのアカウントを開き、悩みの種である膣カンジダ症についてアドバイスを募った。

複数の医師に診察を受け、さまざまな処方薬を試したが、頑固な病気はなかなか治らなかったようだ。医療保険に入っておらず、診療費や薬代、検査費がすでに700ドルに上っていたことで、ナタリーはパニックになっていた。

「不安でいっぱいでした」とナタリー。

「夏期講習を受けていたんですが、授業が終わるまでずっと座っていられない日もありました。そのせいで成績が下がってしまいました。泣きながら眠る夜もありました。悪夢か何かを見ているような気分でした」

ナタリーはRedditで、まったく同じ症状を抱えてきた人たちに出会った。数人とはチャットし、さらにほかの人とは直接メッセージを交わした。

勧められて、ホメオパシー療法やプロバイオティクスのサプリメント、ホウ酸の座薬を試した。それが功を奏したとナタリーは言う。

彼女はいま、掲示板に頻繁に投稿している。人々が抱える自身の体に対処できない「無力感」が和らぐよう、自分のような普通の人でも助けている、と話した。

ナタリーもいまや、対処法についてはアマチュアの専門家だ。アマチュアといっても、彼女は看護学校に通って知識を得ようとしている。

ナタリーは少し前に、「自分の体験ばかりではなく、感情も表現できるコミュニティを見つけられたことを本当に嬉しく思います」と投稿している。

「コミュニティの女性たちがいてくれたおかげで、つらい夜を乗り切ることができました」

実生活で支えてくれる人がいないユーザーにとって、ナタリーのようなユーザーからの医学的なアドバイスや肯定的なメッセージは、心強いものとなっている。

普通の婦人科医に診察を受けに行くときは、不安や戸惑いを抱きがちだ。

その一方で、r/obgynのほうは、意見を押しつけられることなく疑問を解決できる。年齢やセックスの回数は関係ないし、住んでいる州や町、家族がいかに保守的であろうと気にする必要もない。

ただ、Redditはあくまでインターネットだ。結局は、ユーザー自身が管理する場であり、そこに寄せられる一般人の情報や助言は絶対に確実というわけではない。

「(Redditに寄せられる情報は)どれもきわめて不確実なエピソードにすぎません」と話すのは、カリフォルニア州に住む33歳の婦人科医タニア・アフタンディリアンズだ。

「多くの人が『手術はやめたほうがいい。私の叔母が合併症になって大変だった』というようなアドバイスをしているのを見かけます。でも、手術時に合併症を起こす確率は1%くらいです。オンライン上には誤った情報があふれているのです」

タニアは、低所得者が多いロサンゼルス郊外の町で働いている。勤務時間は長く、仕事内容も激務。医師の離職率が高い。

婦人科医はごくわずかで、患者は経済的に困窮しているせいで、検査や子宮頸がんなどのがん検診を後回しにせざるを得ない。

彼女が担当した患者には、子宮頸がんなどの命にかかわる病気に気がつかず、処置の施しようがないほど手遅れの状態で来院した人もいたいう。子宮頸がんは、早期発見すれば助かる確率が高い病気だ。

r/obgynのようなコミュニティに、医学的知識を持たない素人が間違ったアドバイスを投稿すれば、タニアをはじめとする専門家は、それを正す作業をコツコツと行わざるを得なくなる。

つまり、投稿された写真を見て、「『尖圭コンジローマ』という性病だと思われます」などとユーザーに告知したり、子宮頸がん検査で異常が見つかって慌てるユーザーをなだめたりしなくてはならないわけだ。

けれども、タニアはまったく気にしていない。

衛生教育と衛生サービスに投入される公的資金が不十分なせいで、ぽっかり空いてしまった大きな空白を目にしてきたからだ。患者がアドバイスを一切もらえなかったらどんなことになるのか、彼女は知っている。

その思いは、「リリー」も「エリック」も、Reddit上のほかの産婦人科医も同じだ。だからこそタニアは、(めったにない貴重な)自由時間を見つけると、医療ガウンを洗濯機に放り入れてからRedditにログインし、また仕事を続けるのだ。


Kristen Bahler は米ブルックリン在住。フリーランスで活躍する記者です。

この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:遠藤康子/ガリレオ、編集:BuzzFeed Japan