壁をよじ登って空港へ。機体にしがみつく人々。タリバン進攻で大混乱のカブール、緊迫する市内の様子は

    アフガニスタンで、反政府勢力のタリバンが首都カブールを制圧し、政権が事実上崩壊した。タリバン勢力から逃れようと、空港に数千人が押し寄せた。緊張感が高まる市内の様子も写真で伝える。

    A group shot of Taliban fighters with guns at the presidential desk

    アフガニスタンで、反政府勢力のタリバンが首都カブールを制圧し、政権が事実上崩壊した。

    ジョー・バイデン大統領が設定した米軍撤退の期限である8月31日を目前に、タリバンは約20年の時を経て国の支配権を取り戻しつつある。

    「外国人に危害は及ばない」とタリバンがツイッターで声明を発表したものの、アメリカをはじめとする各国は大使館職員などをアフガニスタン国外へ避難させるため動いている。

    米軍が管理下においたカブール国際空港には16日、タリバン政権下から逃れたいアフガニスタン人や外国人が大量に押し寄せた。滑走路に人だかりができ、機体にしがみつく人々も出るなど、空港は大混乱となっている。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:髙橋李佳子