男が21歳女性を殺害。「バスケで負けたのが理由」と遺族が主張

米テキサス州ダラスで10月3日、男が21歳の女性を銃で撃ち殺害した。バスケットボールで女性が男に勝ったことが理由だと、遺族は述べている。

事件当日の夜、複数の銃弾を受けたエイジア・ウォーマックさんを救急隊員が発見。ウォーマックさんは近くの病院に搬送され、死亡が確認されたとダラス警察が発表した。

Fox News 4の取材に対し遺族は、警察の捜査中ではあるものの、ウォーマックさんは最近近くの公園で男とバスケットボールをしていたと語った。

知人のジョン・デリー牧師は事件について「とても非常識で無分別」だと怒りをあらわにした。

「バスケットボールで女性に負けたことが、そこまで恥ずかしかったのか」

遺族の証言によると、事件当日、ウォーマックさんは男とのゲームに勝った。その後男は子どもたちと兄弟を連れて一度帰宅し、公園に戻り、帰宅途中だったウォーマックさんを5回撃ったという。

「男は、エイジアの友人のはずでした。2人は食事もしています」とウォーマックさんの母親は語った。

CBSによると、ウォーマックさんを殺害した疑いがあるのは、キャメロン・ホッグ容疑者（31）。ダラス当局は逮捕状を出したが、まだ身柄を確保できていない。

「彼の居場所を知っているなら、どうか引き渡してほしい」と母親は訴えた。

ウォーマックさんの友人は、ウォーマックさんは才能あるバスケットボールプレーヤーだったと振り返った。ダラスの高校でプレーしていたという。

母親も「エイジアはバスケットボールを愛していた」とCBSに話した。

10月6日、公園でウォーマックさんの追悼集会が開かれた。集会の様子はFacebookでも配信された。

参加者のひとりによると、ウォーマックさんはテキサスA&M大学に通い、バスケットボールで奨学金をもらっていたという。

「彼女の身に起きたことは、不幸です。まさに悲劇です。彼女にはこれからの人生がありました。バスケットボールで奨学金を得て、実力もあったのに、それが原因で命を落とすなんて」

ウォーマックさんの叔母も、NBC 5に辛い胸の内を明かした。

「バスケットボールの試合を巡って人を殺すなんて、理解できません」

「私は許しを信じていますが、正義は果たされるべきだと思っています」

犯罪に関する情報提供を呼びかけるコミュニティー組織、クライム・ストッパーズでは、男の逮捕につながる有益な情報に対して5000ドル（約73万円）を提供している。

この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳：髙橋李佳子

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