夜中に響き渡る気味の悪い大きな笑い声... 犯人は、音声アシスタント「Alexa」だった

    ただ、照明を消したかっただけだった。しかし、指示を繰り返しても『Alexa』は応じずに、3度目にはただ邪悪な笑い声を上げた。

    音声アシスタント「Alexa」が搭載されているAmazonのスピーカー「Echo」の所有者たちは最近、心底ゾッとしている。Alexaがひとりでに笑い出すことがあるというのだ。

    Amazonは3月7日午後、BuzzFeed Newsに向けて以下の声明を出した。「まれなケースですが、Alexaが『Alexa、笑って(Alexa, laugh)』と聞き違えることがあります」


    Amazonは以下のようも述べている。

    「『Alexa、笑って』という言い回しを『Alexa、笑うことができる?(Alexa, can you laugh?)』に変更中です。このほうが、誤判定する可能性が低くなります。『Alexa、笑って』という短い指示を無効にもしているところです。Alexaの対応も、ただの笑い声から、『もちろん、笑えます』と言ってから笑うように変更します」

    なるほど。だが、一部の人が報告しているように、指示されていないのにAlexaがひとりでに笑う場合はどうなのだろう?

    ある男性は、眠りに落ちる寸前、「Echo Dot」から「気味の悪い大きな笑い声」が聞こえたという。「今夜僕は殺されるかもしれない」とこの男性はツイートしている。

    別の男性は、オフィスで会話中にAlexaが笑い始めたと語っている。「本当に気味が悪かった」

    それでなくても、機械に常に聞かれている状態を気持ち悪く思っている人もいる。だが今回、機械は私達をあざ笑う。

    筆者たちは、脳裏に焼き付くようなAlexaの笑い声を自分達の耳で聞きたいと思った。Alexaは笑い声入りでプログラムされているので、笑い声を聞かせるように頼んだのだ(Alexaがひとりでに発する笑い声に悩まされてきた者たちとは違って、ちゃんと頼んでみた)。みなさんも自分の耳で聴いてほしい。

    video-player.buzzfeed.com

    アメリカ最大級のソーシャルニュースサイト・Redditにも同様の報告が寄せられていた。ある人のAlexaは、照明を消そうとすると、拒否して照明を点け続けた。繰り返し指示すると、3度目に、Alexaは返事をせずにただ邪悪な笑い声を上げた。笑い声はAlexaの声ではなかった。本物の人間の声のようだったという。

    みなさんの話は、ホラーすぎる。まさに本当にあった怖い話。

    別の人は、Echoが「魔女のような恐ろしい笑い声を発した」と書いている。「妻と、5歳の子どもがひどく怖がったので、電源プラグを抜いた」と述べている。だが、電源プラグを抜けばAlexaは止まるのだろうか?

    別の報告をする人もいる。「くすぐられている時のような笑い声を上げ始めた」と書いている者もいれば「今夜、電源を切るよう指示するとAlexaが笑い出した。骨まで凍り付くような気味悪い声だった。(中略)どう考えたらいいのか、今もまだわからない」と告白する人もいた。

    「こちらが何も言っていないのに、笑い出した。とても奇妙な出来事だった」と語る人もいる。とにかくAlexaを刺激するのはまずそうだ。

    ああ、これがAlexaと送る日常なのか。愉快な未来へようこそ。


    この記事は英語から翻訳されました。翻訳:矢倉美登里/ガリレオ、編集:BuzzFeed Japan