運動を始めたら人生が変わった22人の体験談

    悩んだとき、落ち込んだときに救ってくれるのって、ちょっとした運動なのかもしれない。

    運動、その言葉には人によっていろいろな意味や価値がある。

    ランニングや水泳、ジムでのワークアウトだけでなく、チームスポーツやダンス、ボルダリングなど娯楽の要素を含んだものなど、運動には様々な種類があります。

    面倒臭い、健康のためにやらなきゃダメと、億劫に感じることもあるエクササイズ。

    しかし、運動には、ストレスを軽減させたり、精神面を安定させたり、新たな学びや、自分の体・健康を見つめて感謝する機会を作ってくれたりと、たくさんの効果があります。

    運動は人生を変えると言っても過言ではない!

    人生を変えたエクササイズの体験談まとめてみました。

    1. 自分の体と向き合えた。

    私は、女性の体を持って生まれた男性、トランスジェンダーです。

    過去23年間、自分の体が嫌で嫌でたまりませんでした。

    でも、趣味でランニングを初め、マラソンをやるようになってからは、レースに参加するたび、男性としての自分を喜べるようになりました。

    —Tehr2

    2. ロッククライミングが不安解消に。

    私は常に不安障害を抱えていました。

    鬱も何度か経験しました。前回鬱に悩んだときは、ロングスケートボードをやって抜け出しました。

    ロンスケやるために外に出ようと思わなかったら、きっと鬱克服にもっと時間がかかっただろうと思います。

    最近はあまりやっていませんが、代わりにここ3年ほどはロッククライミングをしています。

    登ることだけを考えるロッククライミングは、私にとっての瞑想タイム。

    心配事を一切忘れられる時間です。

    —Jesschillin

    3. 失恋を克服!

    高校時代、2年付き合った初めての彼氏にフラれて、ひどく落ち込んでいました。

    ちょうど陸上大会の時期で、部活の練習前に自主練で走っていました。

    泣き叫びたくなったら、走る。

    その年、自分の記録を更新、ハーフマラソンにも出場。以来、フルマラソン含めいろいろなレースに出場しています。

    今は2度目のフルマラソンのために練習中。私にとって走ることは感情を解き放つことでもあります。

    —Abis4ffd03924

    数年前、結婚を考えていた彼氏と破局。

    別れて数ヶ月は、落ち込んでご飯もテキトーなものばかり。

    1番落ち込んでいたときは、私は誰からも愛されない人間なんだと感じて、自分の体が大嫌いでした。

    元彼が家のあれこれ(重いものを持ったり、高いところの電球を変えたり、修理したりなど)をやってくれていたこともあって、自分は何もできない弱い人間だと思いました。

    ジムに入会したい気持ちはあるものの、男性の前で運動することを考えると怖くてとても無理でした。

    ある日の仕事帰り、女性オンリーのジムを発見。入会して、ウェイトリフティングなどを学びました。

    精神的に運動で自分をサポートする方法を身につけ、人からどう思われているのかを気にするのをやめ、自分の体に自信が持てるようになりました。

    あれから2年半、今もジム通いは続いています。

    強くなれただけでなく、弱いときも強いときも私を支えてくれる仲間に出会えたのもジムのおかげです。

    —Carried4ecc7c012

    4. ウェイトトレーニングで感情をコントロール。

    躁鬱病に悩んでいました。

    数年悩み、ついに医者に相談するまでになったのですが、病院や薬と関われば関わるほど、自分のコントロールが効かなくなっていくような気持ちがありました。

    結果、せめて食べるものは自分でコントロールしたいという思いから摂食障害に。

    とうとう担当医から、墓石を選んどきなさい、このままいけば数ヶ月後に必要になるからと忠告されました。

    厳しい言葉ですが、これがガツンときて目が覚めました。

    トレーナーを探し、今自分の置かれた状況をすべて打ち明けました。

    当時私の体は弱り切っていて、なかなか運動できないながらも、トレーナーはずっと付き合ってくれました。

    数週間で少しずつ運動できるようになり、その後筋トレの回数が増え、ウェイトの重さもあがっていきました。

    そして鏡を見てあることに気づきました。

    自分の体を鍛えるのは、自分自身でコントロールできることなんだと。

    体を蝕むのではなく、ウェイトリフティングならば、物理的にもメンタル的にもビルドアップしていける。

    ウェイトリフティングに、本当に人生を救われたと思います。

    —Rachelf4a00de682

    5. パニック障害の対応策としてのエクササイズ。

    私は、環境に適応するのが難しいタイプです。

    2年前の夏、夫が6週間の軍事訓練で家を空けました。

    はじめて家に1人きり、眠れずに毎日パニックを起こしていました。

    当時ジムに通っており、毎日ランニングはしていたものの、筋トレはしていませんでした。

    ある日パーソナルトレーナーを申し込み、ジムでウェイトリフティングをスタート。

    ジムに行く。バーベルをあげる。自分をコントロールしようと思うのではなく、心拍数をコントロールすることで、この辛い時期を乗り越えることができました。

    その後ウェイトリフティングにはまり、今はトレーナーになりました。私と同じような人を救うため、これからセラピストになるため学ぶつもりです。

    —Meghinb

    6. ランニングで鬱脱出。

    ランニングすることで、自分を取り戻すことができます。

    鬱や不安障害から逃れられる1時間のランニング。

    何も考えずに過ごせる時間です。ランニングをやめたら、一体私はどうなってしまうのかとすら思います。

    —Kaosm

    去年、ひどい鬱状態になったことが。外出はもちろん、落ち込んだ気分から抜け出すこともできませんでした。

    そこで、4週間5キロチャレンジに挑戦。

    5キロは走りきれなかったものの、短時間でも走ると気持ちがスッキリしました。

    ランニングをはじめて、鬱状態から脱出できただけでなく、よく眠れるようになって、腰痛も緩和されました。

    精神的不安を抱えている人に運動をすすめると、はいはいって顔されますが、運動って本当に効きますよ。

    —Jacobsleeanne

    7. 少しずつでいい。

    第一子の卒乳後、ホルモンバランスが乱れ、鬱状態で体のコントロールが効かなくなりました。

    体重が激増し、1日のほとんどをソファで泣きながら何か食べて過ごしていました。

    その後、ソファto5キロというプログラムを見つけ、チャレンジしてみることに。

    ランニング・ウォーキングのガイド音声アプリで、週3回、それを9週間やってみるというもの。

    1週目はたったの60秒走るだけ。それでも私には難しかったです。

    週を追うごとに走る時間が長くなり、9週目には30分のランに。

    ガイド音声が励ましてくれるし、走る距離も少しずつ増加するのでやりがいがありました。

    初めて20分間走り続けられたとき、うれし涙がでました。その後、ゆっくりだけど30分走れるように。

    長年何もしていなかった私には、運動に復帰するベストな方法でした。

    自分に落ち込んでいただけに、成功へ導いてくれるガイダンスつきなのが素晴らしかった。

    —Luvalatte

    8. 歩くことで自分の体に感謝。

    私は全身性エリテマトーデスを患っているので、ベッドから起き上がるのも一苦労。

    なので、たとえ近所でもウォーキングにいけるというのは大きな意味を持ちます。

    病気になる前は数時間ジムで運動していましたが、今、ウォーキングで得られるような達成感はありませんでした。

    ちょっとしたことでもいい、立ち上がって自分の体ができることに感謝してみるべきだと思います。

    —Thatheatherwilson

    9. ストレス対応策はランニング。

    大学4年生、精神面でも身体面でも不健康な状態にあり、ライフスタイルを見直さなければなりませんでした。

    生活改善に卒業のための過酷な授業、インターンシップが重なり、常にストレスを抱えて眠れない日が続いていました。

    そこで運動を始めると、再び「普通」の自分が戻った気がしました。走っていると、何も考えなくてすむ。

    運動することで、息抜きをする時間ができる。頭がスッキリして、自分をよりコントロールできるようになりました。

    —Katey4ac326951

    10. クロスフィットと格闘技で、ダイエットに成功。高血圧もコレステロール値も腰痛も改善!

    いつもダルい、太ってるせいで人生が楽しめない気がする。そんな毎日にうんざりしていました。

    そこで、格闘技とクロスフィットを始め、健康的な食生活のために栄養士さんのお世話になることに。

    1年で60ポンドの減量に成功、血圧も平常値になり、コレステロール値も下がりました。腰痛も撃退。体が軽くて、毎日、やる気に満ち溢れています。

    —Comicbooksandtiaras

    11. 自然の中での運動。

    森の中を走り、ある地点を目指すオリエンティアリングというスポーツをやっています。

    あまりメジャーではないけれど、嫌なことがあっても、嫌な1日・週・月を過ごしたときでも、自然の中で体を動かすとぜんぶ忘れて楽しめるんです。

    目的地に到着するために道を模索し(頭の体操!)走っていると、頭がスッキリしていきます。

    ストレスや不安を抱えているとき、気持ちがいっぱいいっぱいになっている時、自然の中で走らなきゃと思います。

    オリエンティアリングを企画したり、誰かと一緒に参加することで、コミュニティの一員だと感じることもできます。

    同じ目標に向かうので、人と素晴らしい関係を築くこともできます。人見知りでも、これなら大丈夫かも。

    —Bridgeth478fe90d1

    鬱気味だったとき、外にでて、新鮮な空気を吸い陽の光に当たるハイキングに助けられました。

    睡眠障害もあるので、ヨガにも支えられています。

    —Fitzydarcy

    12. ランニングで緩和された孤独感。

    去年、大学進学直前、ひどいフラれ方をして落ち込んでいました。

    大げさに聞こえると思いますが、この失恋を忘れられず、これから生きていく意味を失ってしまうくらい。

    大学進学後も寂しくて悲しくて。それが、ランニングを始めて変わりました。悲しい時、考えすぎちゃう時は走る。

    自分自身にフォーカスすることで、いろいろ忘れることができました。

    あれから1年半、体重は60ポンド減り、5キロの大会に3回、10キロの大会に1回出場。

    体が健康になっただけでなく、心もハッピーです。運動していなかったら心も体も今どうなっていたかわかりません。

    —Aubreyg4ecb01f91

    13. 続けるということ。

    ひどい関係にあった恋人と別れようとしていた2014年から2015年にかけて、私の鬱症状は最悪でした。

    抗うつ剤を飲んでも、すこしも気持ちが晴れない。

    何もする気がおきず、ただ食べるだけの日々で、40ポンドも体重が増加。

    自分の体に普段から自信がない私ですが、この時は最低最悪でした。

    私はトランスジェンダーなので、それもあって体のことには敏感。

    少しずつだけどジョギングを始め、ランニングを始めました。

    続けるのは簡単じゃないし、スネを怪我して1ヶ月休んだこともあったけど、それでも何かを続けるというのは素晴らしいことだと思いました。

    —Wills430739d35

    14. 変わり続ける世の中で変わらないもの。

    アメリカで生まれ育った二世の自分は、いろいろ困惑することがあったように思います。

    どこに行くか、いつ引っ越すのか、どのくらいここに住むのか。

    自分の学校や、部屋、友達、全て自分で決められないことに、常に不満と憂いをもち、鬱状態にありました。

    そんな中、テコンドーが精神面や感情面で大きく助けてくれました。

    イライラや怒りは、スポーツで発散して頭をスッキリさせる。

    どこに引っ越しても、スポーツを続けることで、変わり続ける生活の中に変わらないものを作ることができました。

    テコンドーのおかげでグレずにすんだと言っても過言じゃない。

    —ravenbard

    15. 犬の散歩もエクササイズ。

    無職の期間が2年続き、家族から責められるたびにストレスを感じ、ついにはベッドから起き上がる気力もない鬱状態になりました。

    犬の散歩にも行きませんでした。ある日、犬が手綱をくわえて私のところにきました。

    さすがに、散歩しないとは言えず、犬を連れて外にでることに。

    新鮮な空気や、風に揺れる木々、急に気持ちが楽になりました。以来、犬の散歩は欠かしていません。

    —G4913cdcef

    16. 人の死に直面したとき。

    私が26歳のとき、母がすい臓がんで他界しました。

    この悲しさとどう向き合えばいいのか悩みながらも、エンドルフィンを放出するには運動しかないと思いました。

    運動は好きな方ですが、以来、ジムでの時間は体重を減らすためではなく、悲しみから逃れるための時間になりました。

    運動するときは、アップビートな明るい曲を聴くようにしています。

    自分を追い込み集中して運動することで、母のことを考えないですみます。

    時間が過ぎるのも助けになります。家で過ごす時間が少なければ、1人悲しみに沈む時間も減りますから。

    カウンセラーにこの話をしたら、運動中の汗は涙と同じ成分なんだと教えてくれました。

    運動して汗をたくさんかくのは、ある意味で大泣きしているのと同じなんですね。

    —Cottoncandy325

    17. 糖尿病を理解してほしい。

    31年前、1型糖尿病を患いました。

    当時、糖尿病患者に対して人は腫れ物に触れるような態度でした。

    血糖値を保つため、やってはいけないことの長いリストがありました。

    低血糖で死ぬか、足を切り落とすか、目が見えなくなるから、やったらダメだと。

    パシフィック・クレスト・トレイルにチャレンジして以来、ハイキングが趣味になり、アメリカやカナダのあちこちに歩きに出かけました。

    常に運動するのは血糖値にもよく、健康な友人にも負けることはありません。

    今は、ランニング、ハイキング、リフティングを日々やっています。

    年に数回、家の近くの病院で、糖尿病を患う若い人たちに向けたボランティアをしています。

    ハイキングで行った多くの場所の写真を見せ、できない・ダメだと言われたことをやった自分の話をしています。

    彼らが、糖尿病=死んでしまうと思ってしまわないために。

    —Emmay Friedenson

    18. 摂食障害からの復活。

    長距離走(ハーフマラソン、フルマラソン、10Kなど)を始めて、人生が変わったと思います。

    10年もの間、私は摂食障害に苦しんでいました。

    なんとかしようと思うほど、逆戻りしてしまう。

    そんな時、友達からハーフマラソンに一緒にでてくれと頼まれました。

    趣味程度でランニングはしていたものの、最長6マイル(約10キロ)しか走ったことなくハーフは敷居が高い。

    それでも、何かに集中するのは逆戻りを防ぐかもと申し込んでみることに。

    気づいたのは、食べなくちゃ走れないということ。

    13マイル走るには食べなくちゃ。走ることで、自分に何ができるのか、自分の世話をどうすべきかを学びました。

    食べるという基本的なことも。以来、摂食障害から抜け出し、フルマラソンは3回、ハーフには8回出場しています。

    —Chelseag29

    大学に進んでから、しばらく摂食障害で激やせしていました。

    治療をうけても、健康と言える体重まで回復はできず。

    大学2年目が終わる頃、ランニングを始めました。

    そこから、いろんなことが変わりました。急に、エネルギーが湧いてきて、健康的な気分に。

    食欲もでて、精神面も明るくなり、食事を楽しむこともできるようになりました。

    体重が健康的に15ポンド(約7キロ)も増え、運動することでハッピーに。

    ウェイトリフティングも始め、現在の腕は人生最高にセクシーです。

    —Brookiedacookie123

    この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:soko / 編集:BuzzFeed Japan