イギリスのロバート・ゴードン大学でマネージメント&マーケティングを専攻する学生、ローラ・マクレーン(21)。
彼女はある面接に全身全霊をかけていた。マイクロソフトで1年間働けるという素晴らしいプログラムに参加するための、マイクロソフト・大学リクルートチームとの面接だ。
自身のことを「私は、物事をきんちと整理し、しっかり準備するタイプなんです」と、BuzzFeed編集部に語ったローラ。
マイクロソフト社のことを隅々まで学び、親や兄弟、有人に頼んで模擬面接の練習を重ねた。
「これは1度きりのチャンスです。マイクロソフトのようなテック系大企業で働けるチャンスなんてそうそうにありません」
1月18日、面接日。
いつもより早起きしたローラは、Skype経由で行われる面接にむけて準備を始めた。
まずは、朝食をしっかりとった。次に、面接に適した服に着替え、髪を整えメイクを施した。さらに、面接時間ギリギリまで、マイクロソフトについてのリサーチを頭に叩き込んだ。
午前11時、面接スタート。
不安と緊張と抱え、パソコンの前に座り面接コールを待った。
午前11時15分、鳴らないSkype、募る不安。
連絡がこない…。不安にかられ、パニックに陥ったローラ。ネット接続をあれこれ確認し、最終的に担当者にメールで確認してみることに。
マイクロソフト・大学リクルートチーム担当者からの返信。
ローラのさらなる返信。
マイクロソフト担当者からの返信。
面接、今日じゃなかったよー😂😂😂
物事をしっかり整理するタイプのローラ。
面接日は間違ってなかったが、今日の日付が間違っていた! 面接のため準備に準備を重ねすぎて、1ヶ月どっかに置いてきてた!
消えたくなった。
担当面接官から、「今は1月。2月は来月」と言われた瞬間、消えてなくなりたくなったというローラ。
面接官に大馬鹿野郎だと思われた、せっかくのチャンスを棒に振ってしまったと思ったローラは、とりあえずTwitterでシェア。すると、3万回以上リツイート、19万近くいいね!されるバズりツイートに。
こういう時のネット民は優しい。
大恥かいたと落ち込むローラをなんとか励まそうとするネットのみなさん。無理矢理にでもポジティブムードに持っていこうという努力がすごい。
エクストリーム5分前行動!
あなたの短所はと聞かれたら?
アップルのせいにすればいい!
あるあるという共感の声。
「私だけじゃないと思ったら、気持ちが軽くなりました」
たくさんのリプに励まされたというローラ。
「落ち込んだけど、私のツイートに、同じミスしたことあるよってたくさんの人がコメントしてくれて、人間だもんねと思えるまでにはなりました」
「マイクロソフトの人が、この勘違いをネタにしてくれることを願います」
Twitterのおかげで立ち直ったローラだが、2月に控える面接に向けて複雑な気持ちは残ったままだという。
マイクロソフトの面接官「間違いは誰にでもあるので、心配しないで!」
BuzzFeed Newsが、マイクロソフトのグローバル人材獲得部門長チャック・エドワードに取材したところ、ローラが心配する必要はなさそうだ。
チャックいわく「我々は、向上心ある人材を常に探しています」「つまり、主導権をもって、不確かなことを見極め、過ちを認め、解決策を探していくことが必要なのです。ローラさん、2月18日の面接がんばってください!」
ローラ、面接がんばって!
ちなみに、ローラの誕生日は2月14日。誕生日すら飛ばして面接準備に没頭していたって考えるとすごい。
この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:soko / 編集:BuzzFeed Japan