「下着なし」シーンに同意ないまま上映…「試写会で初めて知った」90年代のセックスシンボルが当時について告白

    映画『氷の微笑』のシャロン・ストーンが、ポッドキャスト番組に出演。息子の親権を争う法廷で、判事から言われた衝撃の言葉を明かした。

    1992年公開の映画『氷の微笑』で大ブレイクしたシャロン・ストーンが、ポッドキャスト番組に出演。同作品の影響で息子の親権を失ったと明かした。

    シャロンは、同作でミステリー作家のキャサリン・トラメルを演じ、90年代のセックスシンボルとして名を馳せた。

    警察の取り調べを受けるシーンでは、下着をつけずに足を組み替える演技が注目を集めた。

    実はこのシーン、彼女の同意がないまま試写会で上映されていた。シャロン自身が、2021年に出版された自伝で明かしている。

    「試写会で初めて、自分の(下着をつけていない)スカートの中がスクリーンに映し出されているのを知った。撮影の時は『白がライトで反射して中は見えない、下着を脱いでもらえないか』と言われていたの」

    「上演後、自分の車に戻って弁護士に相談したら、映画の差し止めを求めることもできると説明された。このような形で、私のドレスを下から撮るのはアウトだと」

    「考えに考えて、あのシーンを残すことにした。私が演じたキャラクターと映画のことを考えると、それが正しい選択だと感じたの」

    先日、ポッドキャスト番組「Table for Two」に出演したシャロンは、この決断がのちに息子の親権を失った原因になったと説明した。

    2004年に離婚した元夫の俳優、フィル・ブロンスタインとの法廷闘争で、判事に言われた衝撃の言葉を振り返る。

    「判事が、私の幼い息子にこう聞いたの。『知ってる?君のお母さんは、セックス映画を作っているんだよ』って。『氷の微笑』に出演したという理由で、私がダメな親だと判断されたのよ」

    「現代では、テレビ番組で服を着ないで歩いている人を山ほどみる。でも私は、ほんの一瞬ヌードをさらした可能性があるだけで、親権を失ったの」

    その後、親権を失ったショックで、シャロンは体調を崩してしまったという。

    しかしシャロンはそんな逆境に負けず、今年23歳になる息子アーロンと、強い絆で結ばれていることを明かした。

    アーロンと他の息子2人は現在、シャロンと一緒にウェスト・ハリウッドで暮らしているという。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:オリファント・ジャズミン