「ワニがいるとは思いもしなかった」男児が襲われ、死亡した場所にいた母親が写真を投稿

    メッセージは20万回以上シェアされている。

    15日、米フロリダ州オーランドの「ディズニーワールド」の人工湖で、ワニに水中へひきずり込まれ、亡くなった2歳の男児の遺体が発見された

    事件の後、ある母親が事件現場のすぐそばで、よちよち歩きの自分の息子が遊んでいる写真をシェアした。亡くなった2歳のレイン・グレイブズ君がワニに襲われた場所が、幼い子を持つ親の目線から、いかに安全に見えたかを、他の親たちに示すためだ。

    写真を投稿したのは、マサチューセッツ州から来た、ジェニファー・ヴェンディッティ・ロイさん。3人の子の母親だ。レイン君がワニに襲われたのと同じ時間に、ディズニワールドで息子のチャニング君と一緒に休暇を過ごしていた。

    彼女はPeopleに、自分と息子は死亡事件が起きたのと同じリゾートを、ぶらぶらしていたと話した。

    ジェニファーさんは、その場所は安全であるようにしか見えなかったと話した。

    「あの場所にワニがいるとは思いもしませんでした」「マシュマロをコンロで焼いている家族がたくさんいました」

    14日、ジェニファーさんは事件の現場付近を歩く息子の写真を撮影した。彼女たちがこの場所を離れてから、1時間もしないうちに、レイン君は襲われたことになる。

    事件の後、レイン君の両親は、子供のことをよく見ていなかったのでは?などと、ネット上で批判を浴びた。ジェニファーさんは、両親に対するネットでの批判が止むようにと願って、Facebookで写真をシェアしようと決めた。以来、彼女のメッセージは20万回以上シェアされている。

    Facebook: jennifer.venditti.18

    彼女は投稿で、次のように書いている。

    この悲劇的事件に遭われたご家族と、目撃してしまった人たちのために、一生懸命祈りましょう。私はこの事件が起きた、まさにその場所で、8時から8時30分の間に、これらの写真を撮りました。事件が起きたのは9時でした。午前1時まで、ヘリコプターが上空を飛んでいて、明け方頃に戻って行きました。ヘリコプターが、ワニに連れ去られた行方不明の子供を捜索していると知りながら、眠れる人がいるとは思えません。もし私たちがあの子と一緒に遊んでいたら、私はあの子のお母さんに話しかけたかしら??と考えずにはいられません。子供を連れずに家に帰ることなんでできません。あの子の両親を批判する投稿を、すでにいくつか目にしています。息子が水辺にいた時、私は、ワニがいるなんて考えもしなかったと、断言できます。あの場所は、プールやウォータースライダー、レストラン、焚き火に囲まれた、とても小さなビーチです。あんなににぎやかな、狭い空間にワニがいるとは想像できません。

    ジェニファーさんの投稿が当を得ているというコメントは多い。

    用心深くしていても、あんな事件が起こるなんて、きっと想像もしなかっただろうと、ジェニファーさんは語る。

    「もしかしたら、私の息子だったかもしれません」「私たちは毎晩あそこにいました。なんという悲劇でしょう」

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