「ラグドール」という品種のめっちゃかわいいネコ、その名も「デイジー」ちゃんが最近、ネットで話題をさらいました。というのも、デイジーちゃんの顔にある模様が、まるで「アレ」みたいな形だから。
オーストラリアのシドニーにあるネコの保護施設ミニ・キティ・コミューン(MKC)の広報担当者によると、MKCは8月、飼い主が亡くなったため、デイジーちゃんとその妹を受け入れました。
飼い主の家族が、姉妹を引き取れないかとMKCに連絡してきたそうです。
広報担当者は、デイジー姉妹を検査のために獣医に連れて行ったとき、デイジーちゃんのおでこが興味深い模様になっていることに気づいたそうです。
広報担当者によると、それで「獣医はいろんなジョークを連発」したのだとか。
「これまでうちが受け入れた中には奇妙なネコ(とかヤギとか)もいたんですが、この子はサイコーでした」と広報担当者。
デイジーちゃんは純血のラグドールなので、里親募集の投稿が公開されると、MKCには特定の品種を狙った「品種ハンター」からの問い合わせがたくさんありました。
「純血のネコは、間違った理由で貰い手がすぐに見つかるものです。デイジーにもたくさんの問い合わせがきました」とMKCは説明。
「でも2匹の姉妹なので、早い段階で里親を見つけるのは難しかったです」。
MKCは、デイジーちゃんと妹に完璧な家を見つけるべく、品種ハンターからの問い合わせはすぐに却下しました。
その後、MKCはデイジーちゃんの写真をフェイスブックに投稿したのですが、顔の模様についてもしっかりと説明を付けましたよ。
「デイジーの顔の模様を残念だと言う人もいますが、私たちはものすごく個性的だと思っています」とキャプションに書かれています。
広報担当者によると、この投稿はすぐに「ネットで大騒ぎ」となりました。
「それはもう、引き取りたいという問い合わせが、遠くからは…まあ、オーストラリアはどこからも遠いんですが、アラスカからもありましたよ」
MKCは後に、有名ネコになったデイジーちゃんのビデオを投稿(下)。「新しいお友達みんなのことはまったく気にとめていません」というキャプションが付けられています。
MKCは後に、有名ネコになったデイジーちゃんのビデオを投稿。
「新しいお友達みんなのことはまったく気にとめていません」というキャプションが付けられています。
広報担当者はまた、嬉しい知らせも教えてくれました。
デイジーちゃんと妹は現在、「素敵な女性」のお家に引き取ってもらうための「トライアル」をしているとのこと。
MKCによるとこの女性は、「再び家族になれるような、ちょうどいい時間と愛情を注いでくれている」とのことです。
とはいえ広報担当者は、MKCはデイジーちゃんを決して忘れないと言います。将来的に、MKCのマスコットの1匹にする計画をしています。
「アレに合うニックネームがまだ思いつかないんです……ニャン将軍とかミャウ沢東とかならすでにいるんですけどね。チン長官ならいいかな」
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:松丸さとみ / 編集:BuzzFeed Japan