サンタクララ郡公衆衛生局が記者会見を開き、衛生担当と局長を務めるサラ・コーディー博士が、新型コロナウイルスの感染予防について指示した。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ方法について、シンプルだが重要なアドバイスを述べた。それは、「顔に触らないこと」。
「今日は皆さんに、顔を触らないよう警告するところから始めたいと思います。ウイルスが広がる主な原因の1つは、自分の口、鼻、目に触れる行為です」
その直後、コーディー博士はページをめくるために指をなめた。
ツイッターでは動画が拡散。3万件以上リツイートされている。
カリフォルニア州サンタクララ郡では、11人の新型コロナウイルス感染者が確認されている。当局は記者会見を頻繁に開き、ウイルスのまん延だけでなく、予防方法についても公式声明を発表している。
例の記者会見が行われたのは2月28日だが、動画は3月5日に拡散した。この一週間、当局が「顔に触らないこと」や「徹底した手洗い」などの呼びかけを繰り返し行ってきたためだと思われる。
2015年に発表された研究によると、人は1時間のうちに平均で23回顔に触ることがわかった。そのうちの多くは、ウイルスの「入り口」となる目、口、鼻に直接触れる行為だ。
手洗い、咳エチケット、体調が優れない時は自宅で待機することに加え、顔に触らないことが感染拡大を防ぐ主な方法だと公衆衛生局は伝えている。
トランプ大統領も「顔には触っていない」と4日の会見で語っていた。
しかし、その2日前に撮影された写真では…。
「顔に触れない」ことがいかに難しいか、ツイッターでネタとして話題になっている。
鼻が痒い時、頬杖をつく時、無意識に顔を触ってしまうのは当然のことだ。
この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:髙橋李佳子