英国のエリザベス女王(95)が2月6日、在位70年を迎えました。
イギリスには、君主の在位期間の長さを祝う「ジュビリー」という祭典があります。在位70年は「プラチナ・ジュビリー」。プラチナ・ジュビリーを迎えるのは、エリザベス女王が英国史上で初めてです。
父ジョージ6世の急死に伴い即位したエリザベス女王は、ビクトリア女王の在位期間(63年7カ月)を抜き、英国史上最長を更新しています。
6日から一連の祝賀行事が始まっていますが、最愛の父の死を悼む日でもあるため、エリザベス女王は盛大な式典を望んではいないといいます。
イギリス全体で長期間かけて、このジュビリーを祝います。また、女王が96歳の誕生日を迎える6月上旬には、大規模な祝賀会が予定されています。
1977年には、最初のジュビリーであるシルバー・ジュビリー(在位25年目)が、そして2002年には、在位50年目にあたるゴールデン・ジュビリーが祝われました。その際、エリザベス女王と故フィリップ殿下が英国や世界各地のツアーに出かけたこともあります。
そのときの様子と、6日のプラチナ・ジュビリーを写真で振り返ります。