高級エアロバイクメーカー「ペロトン」のネット広告の動画が、「夫が妻にダイエットをするよう圧力をかけているようだ」と批判を集めた。
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このCMはSNS上で一気に拡散され、一部を引用してジョークを言うユーザーも多く見られた。
この流れに乗ったのが俳優のライアン・レイノルズだ。
彼は自身がオーナーを務める洋酒ブランド、アビエイション・ジンの広告の動画をツイートした。投稿には、「エアロバイクは付属しておりません」というコメントも添えられていた。
動画では、バーでジンを飲んでいる3人の女性が写っており、真ん中の女性のアップから始まっている。
中心にいる女性は、ペロトンのエアロバイクの広告の動画で妻役を演じたモニカ・ルイスだ。
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「このジンは本当に滑らかね」とモニカ・ルイスは、やや涙目で、上の空な様子でつぶやく。
そして1人の友人が、安心させるようにモニカ・ルイスに「おかわりもあるわよ」と語りかける。
そしてもう1人の友人が、「ここなら安全よ」と言う。
「新しい始まりに乾杯」と3人はグラスを合わせて乾杯するのだが、その後モニカ・ルイスは2人の友人が心配そうに見守る中、グラスのジンを全部飲み干してしまうのだ。
Exercise bike not included. #AviationGin
「エアロバイクは付属しておりません」ライアン・レイノルズのツイート
「今夜は楽しい夜になるわ」と、1人の友人はつぶやき、ジンのグラスをテーブルの上で滑らせている。
そして動画の終わりに、もう1人の友人がカメラの外で「どうであれあなたは素敵よ」と言う。
アビエイション・ジンの公式ツイッターアカウントが、「今年のホリデーシーズンは、責任を持ってギフトを贈りましょう」というキャプションを付けて動画を投稿した。
もちろんこのジンのCMは、最近話題になったペロトンのエアロバイクの広告の動画をネタにしたものだ。
一部から「女性が人質みたい」と言われてしまったペロトンのCMは、クリスマスに妻が夫からエアロバイクをサプライズでプレゼントされ、自分の体の変化の様子を、1年間動画で記録するというものだ。
この広告は性差別的であり、ボディイメージに対する不健康なメッセージを広めているという批判を受けている。
ペロトンは「動画が一部の人に誤解されているようで残念」と話し、広告に問題は無いと主張している。 ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ペロトンの株価は15％下落し、この反発を受けて市場価値は15億ドル下落したという。
ペロトンの騒動をネタにしたアビエイション・ジンのCMには、すぐに反響があった。
Lmaaaaaaooooooo Peloton lady not only got paid twice but got to subtly roast Peloton WHILE getting paid https://t.co/MX0wnbTOx7
「大爆笑wwwww ペロトンの女性は2回ギャラをもらっただけじゃなくて、ギャラをもらいながらペロトンを絶妙に批判してる」
Buzzfeedはアビエイション・ジンと、ペロトンの動画で妻役を演じたモニカ・ルイスにコメントを求めているが、今のところ返信はない。
しかし、ネットでは多くの人がモニカ・ルイスを応援しているようだ。
This is the most incredible clapback I've *ever* seen, give this actress from the Peloton ad an Academy Award https://t.co/cTUfpQw1ar
「今まで見た中で一番いいディスり返し。この女優さんにペロトンCMからアカデミー賞をあげてよ」
この記事は英語から翻訳・編集しました。