VRに夢中でザッカーバーグに誰も気づかなかった!!

    「1984」の世界が現実に?

    Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOが21日、スペインで開催されたテクノロジー系イベント「Mobile World Congress2016」に登場。サムスンとの連携やVRの未来について語りました。

    facebook.com / Via facebook.com

    参加者はサムスン製のVRヘッドセットを装着し、VRの世界を体験しました。その時、ザッカーバーグ本人が客席の通路を通ったのですが……そのことに誰も気がつかなかったのです。

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    ザッカーバーグは、Facebookに、自身が11歳だった時「2次元のウェブサイトだけではなく、全く別の現実の場所に移動できる世界を思い描いていた」そうです。そして、「このような体験ができるようになる日をずっと待っていた。そして、今日その日がついにやって来た」と語ったことを投稿しています。

    しかし……観客たちはVRゴーグルを取り外したあと、ザッカーバーグが近くを通ったことをあとから知り、一様にショックを受けたようです。

    参加者だけではなく、ネット上でこの写真を見たひとたちからも、戸惑いの声が多く上がりました。

    A photo for our time, and a slightly unsettling one #vr #samsung #mwc16

    まさに今の時代を写しだす写真だけど、ちょっと不安になる。

    この写真からSFに登場する、「ディストピア」と呼ばれる管理統制社会を想起した人もいます。

    ディストピア社会を垣間見た気分。

    デジタル社会のゾンビたちが、カジュアル・ファッションの権力者に支配される未来を想像した人もいるようです。

    This photo of our new overlord marching amongst his plugged in subjects is really something

    新しい統治者が、コネクトされた被統治者の間を歩いている……。すごい絵だ。

    この権力者は、私たちを仮想現実への生活に導いていくのだろうか?

    アップルの「1984」のコマーシャルや……

    Apple / Via gifsofthe80s.tumblr.com

    マトリックスを連想した人もいます。

    映画「ウォーリー(WALL-E)」に描かれた西暦2805年の未来をイメージした人もいます。

    This Zuckerberg photo reminds me of the Wall-E human dystopia sequence

    このザッカーバーグの写真で、「ウォーリー」のディストピア社会を思い出した。

    ほかにも、パニックになったり、ポエムを投稿したりする人もいました。