テイラー・スウィフトが期日前登場呼びかけ。投票するとテイラーのInstagramに登場できる!

    SNSを使い、中間選挙の投票を呼びかけるテイラー・スウィフト。

    アメリカの中間選挙、投票日は11月6日。多くの州で、すでに期日前投票が始まっている(期日前投票の有無、その期間は各州ごとに異なる)。

    29歳のジェイコブ・クラインロックも、期日前投票を済ませた人の1人。中間選挙の投票にはもちろん行く予定だったが、今年、彼女が期日前投票を選んだのはテイラー・スウィフトに影響されて。

    「もしテイラーがSNSで呼びかけていなかったら、期日前投票していなかったと思います」

    そう語ったジェイコブは、コンサートにも何度も足を運んだことがある大のテイラーファン。

    自身のInstagramで期日前投票を呼びかけたテイラー。

    投票して写真とハッシュタグ#justvotedをポストすると、テイラーのInstagramストーリーに掲載することも発信。テイラーのInstagramに登場するなんて、ファンにとっては夢のような話だ。

    10年以上のテイラーファンである28歳のエリック・パットンは、テイラーの呼びかけに応じて期日前投票をした。テイラーのInstagramストーリーにて自分の投票画像がシェアされた時は、嬉しくてたまらなかったという。

    「お風呂はいって寝ようかなっと思ったら、携帯がなりました。友達みんなが『テイラーのインスタみて! のってるよ!』ってメッセージくれたんです」

    フロリダ州で投票した26歳のジョーイ・マックエルロイは、彼のInstagram投票ポストにテイラーがいいね!してくれたと話す。

    「大声で叫びだしたい気持ち! でもルームメイトがいるので、小さな声で大喜びしました」

    「選挙に参加している、投票している人たちをアピールするというシンプルなことだけど、選挙に興味ない人たちを巻き込むにはテイラーのやり方は素晴らしいと思います」

    18歳の大学生ノエル・スミスは、テイラーのポストによって、地元であるノースカロライナ州で不在者投票の登録をすることを思い出した。

    23歳のアマンダ・ルーリーは、テイラーのInstagramを見たあとすぐに期日前投票に向かった。

    36歳のメガン・ケイシーも、テイラーのメッセージで期日前投票をした。「すでに支持する候補者がいた人たちに大きく刺さったと思います。支持する人はいるけど投票は面倒でいかない人、自分の1票では変わらないと思っている人たちには効果てきめんのメッセージだったと思います」

    テイラー・スウィフト効果

    Vote.orgに取材したところ、テイラーの期日前投票呼びかけ後24時間で、サイトから選挙登録をした人の数は6万5000人。ちなみに、8月の1ヶ月間で登録した人数は5万6669人。

    選挙登録の期限が迫っていたという背景もあるが、ファンはこれを「テイラー・スウィフト効果」だと信じている。

    また、フロリダ大学のミカエル・マクドナルド教授のデータ収集によれば、テイラーのポスト後、10月23日午後の期日前選挙投票数は700万票以上。ハッシュタグ#justvotedの投稿数は2万件を超えており、テイラーの発言が一役買っているのは間違い無い。

    テイラーは、中間選挙で民主党支持を表明。テネシー州で選挙を行う彼女は、上院はフィル・ブリーディサン氏、下院はジム・クーパー氏に投票すると公言していた。

    先述のエリックとメガンはテネシー州在住だ。エリックいわく「今回の選挙はかなり競っていて、数千票が決め手になると思います。だからこそ、その数千人が投票するきっかけをテイラーが作れたなら、ブリーディサン氏に優位に働くかもしれませんね」

    メガンは有名人の選挙呼びかけをこう考えている。

    「もし、自分が強く信じる何かがあって、それについての意見をシェアして、他の人に影響を与えることができるプラットフォームがあるのなら、それはとてもパワフルなことだと思う」

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:soko / 編集:BuzzFeed Japan