11月に行われる米大統領選挙に向け、民主党の正副大統領候補を指名する民主党全国大会が、現地時間8月17日から始まっている。今年はウィスコンシン州ミルウォーキーの会場で開催される予定だったが、新型コロナウイルスの影響でオンライン開催となった。
3日目となる19日、歌手のビリー・アイリッシュ（18）が登場し、新曲「マイ・フューチャー（my future）」を演奏した。
ビリー・アイリッシュの演説とパフォーマンス（英語）。
冒頭、ビリーは視聴者に「私たちの人生と世界（の行末）がかかっていると思って投票してほしい」と呼びかけた。
「私が言う必要もないけど、今は最悪の状態」と、18歳になり投票権を獲得したばかりのビリーは語る。「ドナルド・トランプは、国や私たちが大切にしている全てを破壊しています」
「気候変動や新型コロナウイルスなどの問題を否定するのではなく、解決するリーダーが必要です。構造的な人種差別や不平等と闘うリーダーが必要です」と、民主党の大統領候補となったジョー・バイデン氏への投票を促した。
「そしてそれは、どれだけ危機的な状況か理解している人に投票するところから始まります。ドナルド・トランプに対抗して、ジョー・バイデンに投票するところから始まるのです」
「沈黙は、選択肢のうちに含まれません。そして私たちは、これを見過ごすことはできません」
「私たちの人生と世界（の行末）がかかっていると思って、投票してください。なぜなら、本当にそうだからです。確かな未来を手に入れるには、自分たちで作るしかありません」
有権者の登録を促す運動も積極的に行っているビリーは、最後に「どうか登録してください。そしてどうか、投票してください」と強く訴えた。
この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳：髙橋李佳子