冷戦時代の核シェルター売り出し中

    80年代の設備を完全装備。

    北アイルランドで、冷戦時代の核シェルターが販売中だ。気味が悪い感じもするが、カッコイイ感じもする。

    北アイルランド政府はこの施設を現在、約9700万円で売り出している。

    それでは、ソ連とアメリカが直接対決していた冷戦時代へと時間をさかのぼってみよう...

    表面を草で覆われたシェルターは、北アイルランドの首都・ベルファストにある。要塞らしい入り口には無邪気に「受付(RECEPTION)」と書かれた表示がある。

    このシェルターは、ソ連の核攻撃から政府要人を保護するために1980年代に建設された。購入者は、大会議室と制御室も所有することになる。

    会議、ディナーパーティ、ボードゲーム、最初のデートなど、ここで何をしようか……。

    シェルターには、多くの制御室があり、重要なビジネスの場にもなり得る。

    ベッドが235個もある。

    何のために使用するかは、所有者の個人的な問題だ。

    シェルターのキッチンには、未開封の缶詰の食物もある!

    「串焼きステーキ」、「人参」、「インスタントスキムミルク」、「チョコレート菓子」の缶詰が備蓄されている。

    電気系統の制御室もある。他にもカッコイイ設備があるかもしれない。

    AP通信によると、シェルターは2007年までは国家機密であった。北アイルランドは、爆発から身を守ったり、観光用などに使用できると宣伝し、売り出している。

    カッコイーイ。