イギリスにあるヨーク大学のキャンパス内にいるカモが、SNSで大人気だ。
理由は、その特徴的な見た目。他のカモより「長い」ことから「ロングボーイ」という呼び名で親しまれている。
発端は明らかになっていないが、あるツイートが拡散しロングボーイの人気に火がついた。
ツイートでロングボーイは「マガモ」となっているが、後に「インディアンランナー」というアヒルとマガモの交配種だと判明。インディアンランナーとしては平均的な身長だと、事実検証を行うサイトスノープスが明らかにした。
それでもロングボーイの愛嬌あるフォルムに、人々は魅了され続けているようだ。
ロングボーイを、ミーム(ネタ画像)として投稿する人もいる。
実は以前から、ヨーク大学でロングボーイは人気者だった。
たまにロングボーイに餌をあげていたという学生たちによって、ロングボーイの公式インスタグラムアカウントまで設置されている。最近ツイッターを中心に注目を浴びたこともあり、今は約2万6000人のフォロワーがついている。
学生たちは、自分たちが撮影したロングボーイの写真を共有するためにアカウントを作ったという。
「そうしたら、キャンパスでどんどん有名になっていった。大学には、ロングボーイのファンがたくさんいるよ」
大学のオープンキャンパスでは、ロングボーイを見にくる人もいるという。
ロングボーイは「ペットとして飼育される予定だったが、なんらかの理由でキャンパスに捨てられたか放されたカモなのでは」と学生のひとりは語る。
ロングボーイは発見当初、他のカモたちに馴染めていなかったそうだ。今は一緒に、キャンパスで放し飼いにされている。
学生たちによると、大学には世話を担当するチームがあり、すべての水鳥たちに十分な量の餌を与えているそうだ。
「鳥に餌をあげるのが好きな学生も多いです。キャンパス内の売店で、鳥の餌を販売しているくらいですから。私たちはヨーク大学のカモやアヒルを大切にしています」