6月9日、映画『ピッチ・パーフェクト』のレベル・ウィルソンが、女性パートナーとの交際を公表した。
自身のインスタグラムに投稿された彼女とのツーショット写真には、レベルらしいカミングアウトの言葉が綴られていた。
しかし、レベルが交際を公表する前、記者から接触があり、2人の交際について報じると圧力をかけられていたことが明らかになった。
事態が発覚したのは、6月11日。オーストラリアの新聞『シドニー・モーニング・ヘラルド』が、レベルが同性パートナーとの交際を公表する前から、2人の関係を把握していたという記事を掲載した。
カミングアウトをしていなかったレベルに対し、2人の関係についてコメントを求めたことも明かされている。その際、記者は、2日間の期限を設けたという。
記事の公開前にレベルが自身のインスタグラムでカミングアウトをしたため、芸能記者は特ダネの記事を「潰された」と記事に書いた。
SNS上では、「記者の行為は、カミングアウトの強要なのではないか」と意見する投稿が相次いだ。
世間からの批判を受け、『シドニー・モーニング・ヘラルド』は、アウティング疑惑を否定。「質問をした後、一般的な手順として回答期限を設けていただけだ」と主張した。
しかし、この回答はさらなる批判を呼んだ。最終的に、同新聞社は問題となった記事を削除し、芸能記者は全面的に謝罪した。
沈黙を貫いていたレベルだが、彼女を擁護するツイートに返信し、初めて事態についてコメントを出した。
「コメントありがとう。とても大変な出来事だったけど、優しい心で対処するように努めています」
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:オリファント・ジャズミン