一体なぜ…。マクドナルドの駐車場で食事中だった少年に発砲。元警官を逮捕

    米テキサス州にあるマクドナルドの駐車場で、食事中だった17歳の少年が警官に銃撃される事件があった。銃撃した警官は、加重暴行の容疑で逮捕された。

    米テキサス州にあるマクドナルドの駐車場で10月2日夜、食事中だった17歳の少年が警官に銃撃される事件があった。

    撃たれた少年は重体で、現在も病院で治療を受けている。銃撃した警官は、免職処分となり、11日に自ら署に出頭。加重暴行の容疑で逮捕された。

    銃撃があった10月2日夜、エリック・カントゥさん(17歳)は、マクドナルドの駐車場に車を止め、同乗者の少女とハンバーガーを食べていた。

    署に配属されて7カ月目の実習警官だったジェームズ・ブレナンド元警官は、同じマクドナルドの駐車場で起こったカントゥさんとは関係のない騒ぎの通報を受け、現場へと向かった

    カントゥさんの車を盗難車だと思い込んだブレナンド元警官は、応援を待つことなく、1人で対応。車のドアを開け、少年に車から降りるよう命じた。

    当局が公開したボディカメラの映像には、突然の出来事に驚いた様子のカントゥさんが、車をバックさせ走り去ろうとする様子が映っている。

    その後、元警官は、カントゥさんに向け近距離で5回、発進する車に向け、さらに5回、計10回発砲した。

    カントゥさんは警官に撃たれた後、700メートルほど走行し、車から降りた。

    担当弁護士によると、カントゥさんの容体は予断を許さない状況で、生命維持装置を装着されているという。

    同乗者の少女にケガはなかった。

    サンアントニオ警察のウィリアム・マクマナス署長は、「銃撃は正当化できるものではない」とし、ブレナンド元警官の行為を非難した。

    警察は10月11日、公務員による2件の加重暴行の容疑でブレナンド元警官を逮捕したと発表。有罪になれば、最高で20年の禁固刑に処される可能性がある。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:オリファント・ジャズミン


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