ビヨンセは今「ザ・フォーメーション・ワールド・ツアー」の一環でイギリスにいる。
ビヨンセは2日の夜、ロンドンのウェンブリー・スタジアムで公演を行い、翌3日にも再び出演する予定になっていた。
日曜日の公演に向かった多くのファンの中には、34歳のタミーの一家もいた。
(タミーはBuzzFeed Newsに対し、姓を公開しないように求めました。)
タミーはイギリスに約7年住んでいる、南アフリカ出身の写真家だ。彼女と家族は、先週木曜日、ネットのチケットサービスでビヨンセの公演のチケットを購入した。
彼女はオンラインでチケットを買った時、お酒を飲んでいて、少し酔っていた。でも、1枚約50ポンド(約6800円)の出費は、クイーンBを見るだけの価値はあると判断したそうだ。
しかし電車に乗ってスタジアムへ向かっていた時。チケットサービスのアプリを開くと、チケットが見つからないことに急に気づいた。
「アプリでは過去のイベントとしか表示されていなくて、公演日が土曜日になっていました。そこでショーがもう終わっていて、もう行けないことに気づきました」と彼女はBuzzFeed Newsに語った。
「何かの間違いじゃないか、何か間違ったものを見ているんじゃないかと考え続けました」とタミーは語った。そこで彼女はチケットサービスの会社に電話し、悪い知らせを告げられた。彼女は土曜日の公演のチケットを購入してしまっていて、完全に勘違いしていたのだ。
彼女がTwitterでこの不幸な出来事を綴ると、彼女のツイートはすぐに何百回も共有された。
タミーにたくさんの同情の声が集まった。
涙が流れた。
彼女の出費を軽く笑い飛ばしただけの人も。
中にはとにかくスタジアムに行って、ダフ屋からチケットを買ってみるよう提案した人もいたが、他に役に立つアドバイスをした人はいなかった...
「私のことを笑う人もいましたが、多くの人は私と同じように心からショックを感じてくれました。なので、ある意味では癒されました」
タミーは自分が大失敗を犯したこと認識していた。
でも、彼女は動揺していた。
「本当に公演を見たかったんです」と彼女は話した。「だけど、少なくとも夫と息子は、私ほどはショックを受けていませんでした」
タミーはダフ屋から偽物のチケットを買わされるリスクを取らないという決断をした。悲しみの気持ちを鎮めるため、代わりにロンドンの中心部に出かけたという。
「もう手遅れだと思いました」と彼女は話した。「私たちにできることは何もないと気づいたんです。済んだことを悔やんでも仕方ありません」
しかし、彼女はある教訓を学んだと語った。「酔っぱらっているときにチケットは予約するな」