ナンパしてきた男達と1ヶ月間写真を撮り続けた女性。

    ただ外を歩いているだけなの。

    オランダで大学生活を送る20歳のノア。彼女が街を歩けば、いろいろな男性から声をかけられる。

    口笛を吹くようなものから、話しかけてくるものまで、そのナンパ行為は様々。モテるでしょ?なんて話ではなく、これはストリート・ハラスメント(ストハラ)と呼ばれる嫌がらせ行為。もちろん、これはノアだけでなく、多くの女性が日々体験していること。そこで、ノアは、ストハラへの抗議としてあるプロジェクトを思いついた。

    ストハラをしてきた男性を写真を撮り、Instagramにポストすることにしたのだ。

    プロジェクトを始めたきっかけは、大学での授業で議題になったこと。

    BuzzFeedの取材に、ノアはこう応えてくれた。「ストハラについて授業で話し合ったとき、クラスの半分=女性しか、何の話をしているか理解していなかったんです。クラスの残り半分=男性は、ストハラがいまだにあることをわかっていなかった。中には、私の話を信じられないという男子までいたんですから」

    女性は日々、ストハラに直面している。

    男性にとって、声をかける=女性を褒めているという考え。

    写真には、ノアにかけられた言葉も一緒にポストされている。

    ポストされた写真はすべてではない。

    オンラインでもハラスメントの声。

    プロジェクトを通して、ノアによせられたコメントの多くはポジティブな反応。しかし、一方で、「注目されたいだけのビッチ」「どうせヤラセ」など、オンライン・ハラスメントもうけたという。

    プロジェクトの主役は「私」ではなく、「ナンパ行為」である。

    プロジェクトを通して、中には自分の行為がストハラに当たると気づいた男性もいたという。ノアのセルフィープロジェクトは1ヶ月で終わったが、ストハラという行為が日常に起きていると喚起するために、誰かが引き継いでくれたらとノアは語る。ただし、リスクある行為のため、プロジェクトを引きつぐ女性は自身の安全を考えるのは忘れずに。

    この記事は英語から翻訳されました。