YouTuberヒカル、ラファエルらが動画で無期限活動休止を発表

    騒動に「VALU」も当初から関わっていた新事実も明かす。

    個人価値を仮想株式にして売買できるプラットフォーム「VALU」を巡る騒動で揺れるYouTuberのヒカル、ラファエル、「禁断ボーイズ」いっくんが9月4日、自身のYouTubeチャンネルに動画をアップ。一連の騒動について謝罪するとともに、無期限活動休止と所属するYouTuber事務所「NextStage」の解散を発表した。

    ヒカルは8月、「VALU」で、自身の仮想株式(VA)を公開し高騰した後に、自身の VAを全部売却。この際にラファエル、いっくん、ヒカルらの所属事務所NextStageの母体である株式会社VAZの顧問を務めていた井川拓哉氏(22日に一身上の都合で辞任)もVAを売却していた。

    この売却でVAは一気に暴落。VAは仮想通貨ビットコインでも取引が可能なため、損害を受けたとみられる人を中心に、ヒカルらに対して、株でいう“売り逃げ”ではないかと批判が集まっていた。

    批判を受け、ヒカルは8月17日にTwitter上で「お騒がせして本当にすみませんでした」と関係者に謝罪。

    一方、「VALU」側はヒカルらの所属するVAZなどに対して、損失を被ったユーザーへの損害賠償などを求める通知書を、顧問弁護士から内容証明郵便で送ったとホームページ上で発表していた。

    この日「いつも応援してくださっている皆様へ」と題された動画の冒頭、ヒカルは騒動の当事者であるラファエル、「禁断ボーイズ」のいっくんとともに頭を下げた。

    「VALU」側の人間が当初から関与していたとの新事実あかす

    「VALU」で株式を公開したことについては、以前からヒカル、ラファエル、いっくんで価値を競い合うYouTubeの企画のためだったとしていたが、今回の動画では新たな話として、

    ⑴「VALU」側の人間が当初からこの企画に携わっていたこと

    ⑵企画のアドバイザーとして、ヒカルらが所属事務所NextStageの母体である株式会社「VAZ」の関係者も関わっていた

    と主張した。

    VALUが関わった証拠として、ヒカルは「最初に設定した消す事のできない優待を消す事ができたのは、VALUに頼んで消してもらったからです」と話している。

    これまで騒動について発言を控え、謝罪しなかった理由については、VAZ側に「法律問題に発展しているので発言しないでほしい」と求められていたと説明する。

    3人は無期限活動休止に

    今回のタイミングで、新たな事実を明かした理由については

    「ファンからの信じてますの言葉へのもどかしさ、話さないとファンは納得はしないという葛藤に悩み続けてきました。このままファンを偽り続けることに耐えきれなくなりました」

    「自分たちがした以上の制裁を自分たちが矢面に立ち、嘘の情報すら真実とされ、そのすべてを受け止めること、それを事務所のためと背負うことに耐えきれなくなりました」

    「真実を話さない限り、一生、VALU騒動の最大の悪はヒカル、ラファエル、いっくんで、僕たち3人は詐欺師で、一生そのレッテルを背負わなければならない事実があった」

    と話した。

    動画では今回の騒動の責任を取り、ヒカル、ラファエル、禁断ボーイズ、怪盗ピンキー、かすの無期限の活動休止および所属するNextStageを解散することを発表した。

    BuzzFeed Newsの取材に対し、VAZの広報は「無期限活動休止、NextStageの解散は事実です」と話した。

    VALUを巡る騒動後、ヒカルらは予定されていたファッションイベント「関西コレクション」などへの出演が取りやめとなっていたが、新たにヒカルのオフ会の中止が発表されている。

    【お知らせ】 弊社youtuberヒカル 全国でのオフ会について 活動を休止するにあたり、 全国で開催していたオフ会の残りは開催しない運びとなりました。 沖縄、香川、栃木でのオフ会を楽しみにして頂いた皆様、本当に申し訳ありません。

    BuzzFeed JapanNews