東京・お台場の観光名所となっていた、ダイバーシティ東京プラザの前にある実物大ガンダム。
3月6日から撤去作業を開始し、2017年秋までに後継機となるユニコーンガンダムに変わることは、以前記事でもお伝えした。
その工事現場で、ちょっと粋な試みが話題となっている。
上の写真は現在のダイバーシティ前の写真。ガンダムが跡形もなく消え去り、なんとも寂しい。
秋のユニコーンガンダム建設に向け、この場所ではさまざまな作業員さんが働いているのだが、腕には見覚えのある文字が...。
EFSF!
EFSF(EARTH FEDERATION SPACE FORCE)は「機動戦士ガンダム」シリーズに登場する地球連邦軍(地球連邦宇宙軍)のことを指す。
3月までお台場に立っていた初代ガンダムはもともと地球連邦軍のモビルスーツで、秋に建設予定のユニコーンガンダムも地球連邦軍の計画の中で開発されたモビルスーツだ。
実際に地球連邦の腕章をつけた作業員たちが巨大なガンダムを作る。
アニメが現実化したような状況を喜ぶファン、ユニコーンガンダムを作ったのは、正確にはアナハイム・エレクトロニクス社であるため複雑な心境のファンなど反応はさまざまだが、原作ファンを喜ばせるこの計らいは総じて好評だ。
地球連邦軍の腕章はどうして実現したのだろうか。
お台場のガンダムプロジェクトの担当者は、BuzzFeed Newsの取材に対し「ご覧になっている方に少しでも楽しんでいただくための施策として行いました」とコメントする。
腕章のほかにも、工事現場を囲う仮の壁にもガンダムのイラストが描かれており、ファンを楽しませようという施策が行われている。