ニューヨーク市立大学ハンター校は、1人の元学生に対して訴訟を起こした。理由は、2年前に中退したにもかかわらず、この元学生がマンハッタンにある同大学の学生寮に居座っており、未払いの寮費が積もり積もって9万4000ドルを超えているためだ。
しかし、パーマーは、そうした法的な請求を無視しているだけではない。彼女は、大学側に支払うべき費用は何もないと主張している。パーマーはBuzzFeed Newsに対し、今後も寮に住み続けるつもりであり、そうする権利があると考えていると述べた。「この裁判を戦おうという気持ちが以前にも増して強くなっている」。そして、大学側の他の申し立てについても異議を唱えている。
テレビ局CBS2のインタビューの中でパーマーは、未払い金を支払うつもりはないと語った。それは「現実的」ではないと主張している。
現在32歳のパーマーは、2つの仕事を掛け持ちしながら寮に住んでいると話す。そして、今後も寮に住み続け、いずれは学位を取得したいと考えている。
訴訟では、大学側の担当者とパーマーの間で、パーマーが2016年秋の時点での授業料を納めて再び履修登録をした場合は、25番街の寮に住み続けることができるという同意がなされたとしている。
大学側は、パーマーは「未払い額を支払っていないし、履修登録もまったくしていない」と主張。30日以内に彼女を強制退去させようとしている。
ネット上では、大学と元学生が繰り広げる法的な争いについて、好奇心に駆られた人々が意見を述べたり議論を交わしたりしている。
その一方で多かったのは、きっぱりとけじめをつけるべきだという声だ。パーマーは寮を出て行かなくてはならないと言い切る。
戸惑う人や、冗談を言う人もいる。
ハンター校の広報担当者はBuzzFeed Newsに対し、「特定の法的行為については答えられない」とする一方、「当校は、在学中の学生を最優先させている」と述べた。
また「コミュータースクールにとって、学生寮は大変重要な収入源だ」とした。
この記事は英語から翻訳されました。翻訳:遠藤康子/ガリレオ、編集:BuzzFeed Japan