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「netgeek」相手取り集団訴訟へ 被害者の会結成

被害を受けたという人々に集団で訴訟しようと呼びかけている。

誇張や曲解、誤報などが問題視されるニュースサイト「netgeek」。名誉毀損などの被害を受けたとして、集団訴訟を起こす動きが始まった。

ITコンサルタントの永江一石さんが、11月19日に自身のブログで表明した。

永江さんは9月、飲食店での喫煙を巡る自身のツイートを、netgeekに記事として取り上げられた。

呼び捨てで「まともな人の経歴ではない」「自分は正義だと思いこんで暴走する永江一石はタバコの何百倍も有害だと思う」などと書かれた。

これにより永江さんは「netgeekの捏造デマで社会的な信用の失墜、名誉毀損、そして営業妨害を受けた。大変な数の嫌がらせが来て業務に支障をきたした」(ブログより)という。

永江さんはBuzzFeed Newsの取材に「私はブログなど反論する手段や方法を知っています。しかし、netgeekは一般の方を対象にして、顔写真を晒したり、住所を公開したりします。今まで声をあげたくても上げられなかった人がいるはず。そのような人たちのためになれれば」と話す。

永江さんは被害者の会を結成し、集団で訴訟を起こす予定だ。会の共同代表には、武蔵大学の千田有紀教授が就任するという。すでに弁護士とも協議に入っているという。

千田さんも以前、netgeekに記事を書かれた経験がある。

netgeekさんには、事実無根の記事を書かれ、弁護士さんに相談すると即座に「名誉毀損」と判断されたので、永江一石さんと裁判予定。まぁ、私なんかは半ばどうでもいいんですが、一般人の個人情報拡散させたり、障がいもつかたを笑い者にしたりは、許せんのです。 https://t.co/F5YMyzsIPm

Via twitter

裁判することを表明する千田さんのツイート

訴訟の経緯はブログなどで報告し、最終的に書籍にまとめるという。


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