鯉のぼりが本物の川泳いでるんだけどwww

    川の中を優雅に泳ぐ120もの鯉のぼり。山口県防府市を流れる佐波川で毎年、行われているお祭りです。カメラ好きには最高の撮影スポット!

    川の中を優雅に泳ぐ、鯉のぼり。

    まるで、おとぎ話の世界から出てきたような風景。年に数日間だけ、山口県防府市を流れる佐波川で見ることができます。

    これは防府市で2008年に始まったお祭り「こいながし」。佐波川に120もの鯉のぼりが「泳ぐ」姿がこの季節の風物詩なのだとか。

    「大きいもので8メートル。地域住民のボランティアや、小・中学生が協力して設置します」

    こいながし実行委員会の担当者はBuzzFeed Newsにそう語ります。

    「川の上にロープを張ろうと思っていたんですけど、空中に張るのは思った以上に難しくて、それで川の中に張ることを思いついたんです」と担当者。

    全国でも、川の上にロープを張って鯉のぼりを泳がせるのはよく見る光景。

    川の中を泳がせるのは全国でも珍しいようで、来場者は年々増加。毎年この時期に行われる3日間ほどのお祭りには、約1万2千人が訪れています。

    両方の河岸にロープを釘で打ち付けてしっかりと固定し、川を渡るように張られたロープに、鯉のぼりをつないで泳がせるそうです。

    鯉のぼりの口に輪っかを付ける作業などは事前に済ませるため、川への設置自体は、初日である5月3日の午前9時に始めて1時間半ほどで終わったといいます。

    開催11年目を迎えるこのお祭り。今年は「子どもの日」の5月5日まで3日間、開かれています。

    河川敷では、子どもたちが鯉のぼりを持って走り泳がす「こいのぼりの舞」も。担当者は「なかなか子どもたちも、鯉のぼりを手で持って泳がせるということは、したことがないと思い始めました」と話します。

    水中を実際に鯉のぼりが泳ぐという、なかなか見られないこの光景。カメラマンには5月らしい写真を取れる最高の撮影スポットですね。

    川に泳ぐ鯉のぼりを見渡せる絶好スポットは、川にかかる橋だそうです。

    詳しくはイベントのフェイスブックページまで。