• borderlessjp badge

クルドの春の訪れを伝える11の写真。弾圧から逃れた人々が埼玉で開く新年の祭り

さいたま市の公園でクルドの春祭りネウロズが開かれました。集まったクルド人の多くは、難民申請をしています。「クルド」「難民」といってもイメージが沸きにくいかもしれませんが、こんな素敵な笑顔の人々なのです。

さいたま市桜区の秋ケ瀬公園に、カラフルな衣装を着た人々が集まりました。クルドの新年ネウロズを祝うためです。

クルド人は、トルコ、イラク、シリア、イランに、国境を越えて拡がる民族で、いずれの国でも「少数民族」として差別や弾圧を受けています。

その一部は日本に逃れ、埼玉県だけで1500人といわれるクルド人が暮らしています。

しかし、日本政府がクルド人の難民申請を認めないため苦しい状況が続いています。それでも埼玉でネウロズを祝うようになり、今年で15年になります。

日本人の参加者も一緒に手を取り合い踊ります。

そしてケバブが美味しい!

男性も手を取り合い笑顔で。

子ども達も少しずつ踊りを覚えます。

祭りでは、難民申請者を支援する日本の人々に感謝の意を示し、入管に収容されているクルド人の解放を呼びかける一幕も。

日本で生まれ育った子どもたちも、将来をなかなか見通せない状態です。

「不法滞在」として入管に収容された人や、遠く離れた家族を思いながら、平和の踊りが繰り広げられました。