みずほフィナンシャルグループは新システムへの移行のため、7月13日(土)午前0時〜7月16日(火)午前8時の期間、みずほ銀行のATMやオンラインサービスを休止する。
あらかじめ現金を引き出すなどご準備を
7月15日(月)は海の日で3連休となる。
みずほ銀行は、これまでも3連休中にATMのサービス休止を実施。昨年は、それを知らなかった人が、Twitterで「所持金数百円しかない」「何もできない」などとツイートし、「みずほ難民」という造語が注目を集めた。
今回、みずほ銀行は「次期勘定系システムへの移行」を理由とし「安全・着実な移行に万全を期す観点から、移行日直前の作業期間中は、みずほ銀行およびみずほ信託銀行のオンラインサービスを臨時休止させていただきます」と説明。
「あらかじめ現金をお引き出しいただくなどのご準備をお願い申しあげます」と呼びかけた。
あまりの混乱に以前は映画予告風動画も
2月の3連休にATMが休止された際には、みずほ銀行利用者の1人が、映画の予告風にまとめた動画をTwitterで公開し、これまでに434万回再生されている。公開当初も2日あまりで240万回以上再生されるなど話題を呼んだ。
動画制作者は今回のATM休止でも予告動画を公開するとしており、公開日は7月12日だという。
動画制作者は2月、BuzzFeedの取材に対し、さまざまな映画の予告編の動画を観て研究、素材サイトで購入した映像と自分で撮影したものを組み合わせ、編集したと話していた。
動画では、「みずほで金がおろせない?」という絶望のセリフから始まり、「全みずほユーザーが絶滅する恐れがあります」と国際会議で深刻に議論される場面など、ハリウッド映画顔負けの迫力でATM休止が伝えられている。
動画内の字幕では「この戦いに終わりはない」「7月にまたやってくる」「もう耐えられない」「諦めるな」と、今回のATM休止に対する予告もなされている。
みずほ銀行は2018年6月から、新システム移行のために計8回、オンラインサービスなどを休止してきた。
みずほ銀行によると、個人客の場合、今回の休止で利用できないオンラインサービスは以下。
- みずほ銀行のATM/CD・通帳繰越機のご利用
- みずほ銀行のキャッシュカード・カードローンカードによるすべてのATM(みずほ銀行以外の提携金融機関、コンビニATMを含む)のご利用
- みずほ銀行のキャッシュカードによるデビットカードサービス(J–Debit)、みずほJCBデビット、Pay–easy(ペイジー)口座振替受付サービスのご利用
- みずほ銀行のキャッシュカードによる携帯電話料金/クレジットカード等の口座振替申し込み(Pay–easy(ペイジー)口座振替受付サービス)のご利用
- みずほダイレクト[インターネット/モバイル/テレホンバンキング]、インターネット残高照会サービス、SMART FOLIOのご利用
- Pay–easy(ペイジー)税金・料金払込みサービス、電話投票制度普通預金口座からの入出金およびJRAペイジー入金サービス*4、LINE Pay、PayPay、その他みずほ銀行口座からの電子マネーへのチャージや提携企業への資金移動、インターネット上での口座振替申し込み(ネット口座振替受付サービス)のご利用
- ATM宝くじサービス、宝くじラッキーラインのご利用
- 輸出入・港湾関連情報処理システム(ダイレクト口座)のご利用(オンラインサービス休止期間中に、みずほ銀行以外の金融機関からお客さまの口座へお振込の手続きをされる場合、金融機関によっては受け付けできない場合がございます。あらかじめご了承ください。)