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生理について「息子にもちゃんと伝えたい」ある母親が描いた漫画が話題

娘だけでなく、息子にも自分の生理について話したら「お互いこんなにハッピー」。子どもに生理についてオープンに話す母親を描いた漫画が話題になっています。

自分の「生理」について、子どもにオープンに話す母親を描いた漫画が、Twitterで話題になっています。

生理では体調が優れなくなることなどを伝えているために、8歳の息子さんも重い物を持ってくれたり、冷え防止にブランケット持って来てくれたりと気を使ってくれるそうです。

漫画を描いた、子育て中の30代女性、くーちゃむさん(@kukonocha)に話を聞きました。

くーちゃむさんは、子育てなど日々、気になったことを漫画にしているイラストレーター。友人のBさんと出産や子育てに関して話していた時に、生理の話しになったといいます。

「息子にもちゃんと伝えたい」


8歳の息子と4歳の娘を育てるBさんは「子どもに生理についてオープンに話しているよ」と言い、くーちゃむさんは少し驚いたといいます。しかし話を聞くうちに、娘だけでなく息子にも生理について話す大切さに気付いたそうです。

「生理の話って、女の子にだけするものかと思っていたので、ビックリしました。学校の保健の時間でも、わざわざ男女別の部屋で話しを聞いたので、男子には内緒にしないといけない…みたいなイメージがあったのかもしれません」

しかし、Bさんの息子が生理について知ることで、Bさんが生理中には体調を気遣えるようになったと聞き、現在1歳の息子さんが大きくなったら「息子にもちゃんと伝えたいな」と思ったそうです。

学校での生理中プール強制、生理日数申告…


今月、滋賀県内の県立高校で、水泳の授業を女子生徒が生理を理由に見学する際は、体育教員が生理の日数を申告させていたということが報道され、波紋を広げました。

くーちゃむさんはそのようなニュースに対し「生理を軽視している人は少なからずいる」と話します。

「以前、プールの授業で生理中の生徒にタンポンを使用して泳ぐことを強制している学校があると聞いたことがあります」と、学校現場での生理への理解のなさと対応の酷さを指摘。

生理についての理解が広がることによって「こういう発想をする人が減るといいですね」と話しました。

「ちゃんと伝えたらお互いこんなにハッピー」


以前は息子には生理について話さなくてもいいかな、と思っていたくーちゃむさん。「私と同じように、男児には言わない方がいいかなって思っているママさんは多い気がします」。

「でも、ちゃんと伝えたらお互いこんなにハッピーなんだな、と知れたので、多くの人に伝えたいと思って漫画にしました」

息子を持つ母親にとって、少し話しにくい生理。しかしそれが将来の子どもたちへの、性別の垣根を超えた生理への理解に繋がると、くーちゃむさん漫画で発信します。