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鈴木宗男氏が9年ぶりに国政へ。池上さん「自民党から出れないから、維新で別働隊ということですね」

自民党時代は、北海道開発庁長官や内閣官房副長官などを歴任した鈴木氏。2002年にあっせん収賄容疑で逮捕され、2010年に有罪判決が確定、失職していた。

7月21日に投開票された参議院議員選挙で、日本維新の会から比例代表で出馬した鈴木宗男氏の当選確実が報じられた。

鈴木氏は元衆議院議員で、地域政党「新党大地」の代表。1983年衆院選で初当選し、長年自民党で北海道開発庁長官や内閣官房副長官などを歴任した。

ところが、2002年にあっせん収賄容疑で逮捕され、2005年に新党大地を結成したものの、2010年に有罪判決が確定し、失職した。

今回の参院選では、日本維新の会から出馬。「年齢的にもこれが最後の選挙。政治家としての集大成の戦いだ」と語っていたという。

当選確実が報じられると、鈴木氏はテレビ東京の開票特番「池上彰の参院選ライブ」で、池上彰さんのインタビューに応じた。

池上さんは、鈴木氏の長女・鈴木貴子衆議院議員が自民党に所属していることに触れ、安倍総裁が鈴木氏を自民党で受け入れることはできないと言ったから、維新から出馬したのではと質問した。

ーー池上さん:鈴木さんの娘さんは自民党。しかし聞くところによりますと、安倍総理大臣が鈴木さんは自民党で受けることができないから、とりあえず維新で出してくれと言ったという話がありますが、本当にそうだったんですか?

ーー鈴木氏:いや、正しい表現ではないですね。ただ、私は出るにあたっては、安倍総理にもお話をしましたし、特に官房長官には大変なですね、ご高配を賜りました。

ーー池上さん:わかりました。私の言い方とは違うかもしれませんが、似たような状況があったということですね。自民党では入れないので、維新からとりあえず出る。まあ維新で別働隊として、日露交渉に当たって欲しいという方針だということですね。

さらに、池上さんが北方領土問題に関して「党が違う自民党の安倍総裁とこれからも協力していくという方針でしょうか?」と尋ねた。

鈴木氏は「もちろんです。安倍総理の対露外交は1000%正しいと理解しております」と語った。