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「このニュースを見て勇気付けられる人のために」平成最後のバレンタイン、全国で一斉提訴

「今日が日本の歴史の中で、同性婚が認められるスタートの一歩になればいいなと思います」

2月14日朝、東京地方裁判所の前に多くの人々が集まった。 同性婚の法制化を求めてこの日から始まる裁判の原告と報道陣だ。

全国13組の同性カップルが今日、結婚の自由を求めて国を一斉提訴します。10時以降順次に東京、大阪、名古屋、北海道の地方裁判所に訴状を提出。東京地裁前には、すでに大勢の報道陣が集まっています。 「私と彼女が結婚しても、世界は何も変わらない。でも…」14日に一斉提訴 https://t.co/JA1LNeduSt

原告として裁判に参加する人々が、思いを語った。

原告の方々が東京地裁前に到着しました。みなさん少し緊張した面持ちですが、とても和やかな雰囲気です #結婚の自由をすべての人に

「忘れることのない一日になる」

中野区の大江さん「今日は平成最後のバレンタインデーですね。忘れることのない一日になると思います」 小川さん「たくさん取材の方がいらっしゃると聞いて緊張したのですが、お見かけした顔がいらっしゃったので、今日は皆さんの後押しがあると思っていきたいと思います」#結婚の自由をすべての人に

「長い道のりになると思うけど、仲間たちとたたかっていきたい」

川越市在住の古積健さん「これから 長い闘い、長い道のりになると思いますけど、ここにいる仲間たちと、ここに参加できない仲間たちと共に、頑張ってたたかっていきたいと思います」#結婚の自由をすべての人に

そして原告らは裁判所に入っていった。裁判を始める書類(訴状)を提出するためだ。

原告と弁護団が東京地裁へ入りました。この後、11時ごろに大阪地裁、12:30ごろに名古屋地裁、13:30すぎに札幌地裁で、各地域の原告カップルが訴状を提出予定です。#結婚の自由をすべての人に

原告らは手続きを終えると、改めて思いを語った。

訴状提出を終えた原告が戻ってきました。 中島さん「今日が日本の歴史の中で、同性婚が認められる、そこへ向かうスタートの一歩になればいいなと思います」 バウマンさん「本日の行動はすごく必要で大切なことだと思っています。提出することできてすごく嬉しいです」#結婚の自由をすべての人に

「どこかでこのニュースを見て勇気をもらっている人もいると思う」

佐藤郁夫さん「提訴をした仲間のこともそうですが、日本中どこかでこのニュースを見て勇気をもらっている人もいると思うので、その人たちのためにも頑張っていきたいと思います」 原告と弁護団は午後から記者会見に臨みます。後ほど詳報します。#結婚の自由をすべての人に

この日、全国で13組のカップルが提訴する。

弁護団によると、14日の一斉訴訟では、計13組の同性カップルが原告となる。札幌、東京、名古屋、大阪の各地方裁判所において、国を相手取り裁判を起こす。

同性カップルが法的な婚姻関係を結ぶことが認められていない現状は、結婚の自由の侵害であり、憲法14条が掲げる「法の下の平等」に反している、と主張する方針だ。

民事訴訟の制度上、「同姓婚が認められないことに対する損害賠償の請求」というかたちを取るが、訴訟の主旨は、金銭を得ることではない。 裁判を通じて結婚の平等と自由を訴え、制度の変更につなげていくことだ。

原告と弁護団は午後から記者会見に臨み、夜には各地で応援イベントが予定されている。