バービー生誕60周年となる今年、世界中の女の子のロールモデルになる女性として選ばれた、テニスの大坂なおみ選手と、タレントの黒柳徹子さんのバービー人形が誕生した。
二人のバービーは、3月8日の国際女性デーを記念し、さまざまな国、分野で活躍している女性たちを讃えた、バービーの「Shero」シリーズの一環としてつくられた。
「Shero」は「She(女性)」と「Hero(ヒーロー)」を掛け合わせた言葉。
これまでに、アメリカのオリンピック選手として初めてヒジャブ姿で競技したフェンシングのイブティハージ・ムハンマド選手や、プラスサイズモデルのアシュリー・グラハムさんなどが選ばれている。
「私も誰かを勇気付けられたら」
大坂選手は「選ばれて本当に光栄です。これまでSheroになった女性たちと同じくらい、私も立派なロールモデルになり、誰かを勇気付けたいです」と、ハフポストの取材に話した。
大坂選手は1月の全豪オープン女子シングルスで初優勝を果たし、日本選手として初めて、シングルス世界ランキングの頂点に立った。
コートでの存在感や実力でテニスファンを圧倒するとともに、ハイチ人と日本人の両親の間に生まれた生い立ちや、チャーミングな人柄で多くの人の共感を集めてきた。
そんな中、大坂選手自身もTwitterで、自分が子どもたちのロールモデルになっていることについて、「正直凄く驚いて大きな責任も感じました。何故ならお手本である人がどのくらい大切かという事を分かっているからです」と語っている。
「私を見て凄く嬉しそうにしている沢山の子供達から写真やサインを頼まれたり... 正直言って涙が出そうです、こういう時私の気持ちは充実感で一杯、それで気付きました。 テニスの事だけじゃないんだって」
「次の時代の為に何か感化するっていう事。この子達(マイベイビー😭❤️)を見て思い始めたのは私が子供の時に、夢は大きく、自分の夢に向かって進め、と励ましてくれた人達の事でした」
「思うと8歳の時ボロボロの公営コートで練習してたのは昨日の様(笑)で、 実際今こうして私が子供達を励ませる立場である事は本当に凄い光栄です」
ニューヨークでの振袖姿
黒柳さんのバービーは黒柳さんが30代の頃、本格的に演劇を学ぶために、単身でニューヨークへ留学していた頃の写真をモデルにしている。
10代の頃からバービーのファンで、母親にバービーと同じ洋服を作ってもらっていたという黒柳さんは、「頭はもちろん玉ねぎなんですけど、とってもよくできている!かわいい!」と話した。
2019年の「Shero」には二人と共に、女優のヤラ・シャヒディやモデルのアジョア・アボアーなど計20人の女性が選ばれた。