台湾の立法院(国会)は5月17日、アジアで初めて、同性カップルが結婚する権利を保障する法案を採択した。BBCなどが報じた。
17日は朝から立法院周辺で、同性婚の実現を求める人々が集まり、雨の中採択の様子を見守った。
そして、アジアで初めて同性婚を認める法律が誕生したとき、多くの人が喜びに沸いた。
法案は今月24日に施行される予定。17日朝、「今日、私たちは歴史を作ることができる」とツイートしていた台湾の蔡英文総統は、法案が採択されると、こうツイートした。
「2019年5月17日、台湾で、愛が勝利しました。平等に向かって大きな一歩を踏み出し、台湾をより良い社会にすることができたのです」
日本では今年2月、全国13組の同性カップルが結婚する自由と権利を求めて、国を相手取った一斉訴訟を起こした。
4月には全国4カ所の地方裁判所で、第一回口頭弁論が開かれ、審理が進んでいる。
原告の一人の中島愛さんは、この訴訟が「今日が日本の歴史の中で、同性婚が認められる、そこへ向かうスタートの一歩になればいいなと思います」と語っていた。