川崎・登戸殺傷事件で安倍首相がコメント「子ども達の安全を何としても守らなければ」

    事件で小学6年生の女子児童と、39歳の男性が死亡。容疑者とみられる50代の男も自ら首を刺し、のちに死亡が確認された。

    5月28日朝、川崎市多摩区のバス停でスクールバスを待っていた小学生ら計19人が、包丁を持った男に刺された事件。

    神奈川県警によると、事件で小学6年生の女子児童と、39歳の男性が死亡。容疑者とみられる50代の男も自ら首を刺し、のちに死亡が確認された。

    安倍晋三首相は28日午後3時半ごろ、自身のTwitterを更新し、事件をどう受け止めたかという報道陣への回答を投稿した。

    「子どもたちの安全を何としても守らなければ」

    記者) 川崎市で発生した刺傷事件について受け止めをお願いします。 安倍総理) 大変痛ましい事件であり、幼い子どもたちが被害にあったことに、強い憤りを覚えます。 お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、ご遺族の皆様に心からお悔やみを申し上げます。

    大変痛ましい事件であり、幼い子どもたちが被害にあったことに、強い憤りを覚えます。

    お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、ご遺族の皆様に心からお悔やみを申し上げます。そして、被害にあわれた方々に対しまして、お見舞いを申し上げます。

    子ども達の安全を何としても守らなければなりません。

    先ほど関係閣僚に対して、子ども達の登下校時の安全確保について、早急に対策を講ずるよう指示いたしました。

    事件が起きた川崎市の福田紀彦市長は「大変強い憤りを感じている。被害に遭われた方、ご家族や関係者の皆さまには、余りにも突然のことでお慰めする言葉もない」とコメントを発表。

    28日まで来日していたアメリカのトランプ米大統領は、横須賀に停泊する海上自衛隊の護衛艦「かが」艦上での演説で、こう述べた。

    「ファーストレディーと私は、今朝東京近郊で起きた刺殺事件について、被害に遭われた犠牲者に哀悼の意を表します。すべてのアメリカ国民は、日本の皆さんとともにあり、被害者とその家族と悲しみを共有します」

    28日夕方には、被害にあった児童が通うカリタス小学校が保護者に対する説明会を開く。その後会見に臨むという。

    (サムネイル:時事通信)

    【UPDATE】共同通信によると、神奈川県警は28日午後、事件で新たに男子児童1人が軽傷を負っていたと発表。被害者は計19人となった。