藤原竜也が自分のものまね芸人に贈ったアドバイスが最高すぎる

    『DEATH NOTE』『カイジ』など数々の作品で、鮮烈な印象と名台詞を残してきた藤原竜也。新作映画『Diner ダイナー』も要注目だ。

    「どうしてだよ!」(『DEATH NOTE』)

    「キンキンに冷えてやがる」(『カイジ 人生逆転ゲーム』)

    「どいつもこいつも狂ってやがる!」(『カイジ2 人生奪回ゲーム』)

    数々の名台詞で観客を魅了してきた藤原竜也。

    ものまね芸人はこぞって彼の演技を模倣し、ネットでは絶叫調に濁点をつけた「藤原竜也語」を簡単に生成できるアプリやツールまで公開されている。

    松田優作の「なんじゃこりゃあ!」やブルース・リーの咆哮しかり、「マネしたくなる」というのは俳優としての重要な資質のひとつなのかもしれない。

    藤原が主演する映画『Diner ダイナー』(7月5 日公開)は、芸人たちのレパートリーをまたひとつ増やすことになりそうだ。

    「寿命縮まりますよ」

    ――最近、芸人さんにものまねされることが多いですよね。

    いっぱいあります。

    ――内心、チッと思ってたりとか。

    そんなことないですよ。今日もこれから(収録で)会うんです。

    僕、ちゃんと芸人さんに言いますもん。「僕のものまねばっかりやってたら、芸人としての寿命縮まりますよ」って(笑)

    もっといろんな方のものまねをやって、新しいことを取り入れていかないと。僕だってずっとカイジやり続けるか、わからないじゃないですか。

    まあ、来年公開される『カイジ ファイナルゲーム』は撮っちゃいましたけど。

    ――芸人さんたちにアドバイスまでしてあげて。

    ずっと同じことやってると飽きられちゃうから。そう伝えると、みなさん「わかりました」って言いますね(笑)

    新たな名ゼリフが誕生

    ≠ ≠ ≠ ≠ ≠ ≠ ≠ ≠ ≠   俺はここの王だ。 砂糖の一粒までが俺に従う。   従うか、死ぬかだ ≠ ≠ ≠ ≠ ≠ ≠ ≠ ≠ ≠  食も生死も支配する王 🔪ボンベロ/#藤原竜也 4.25 #殺し屋来店 #ダイナー

    ――『Diner ダイナー』で演じるボンベロは、殺し屋専用の食堂の店主で、自身も元殺し屋という役どころ。「俺はここの王だ! 砂糖の一粒までが俺に従う。従うか、死ぬかだ」というセリフの言い回しが非常に印象的でした。

    ナチュラルなものも撮ったし、もっと声を張り上げたバージョンもありましたし。

    というのも、ボンベロのキャラクターがなかなか掴みづらくて、監督の蜷川実花さんも最初は「正解がわからない」と。

    撮影初日だったんですけど、「ごめん、竜也。何パターンか撮って、あとから編集でどれが正しいか入れてみてもいい?」という言い方をしてくれて。

    僕も全然嫌じゃなかったので、ありがたいことだなと思いながらやってましたけどね。

    ――あのシーンはマネする芸人さんが出てきそうです。

    ネタを提供してるんですよ、僕は。大変な思いして(笑)

    山Pは何百万人も…

    ――藤原さんはTwitterはじめネット上でも人気ですが。

    まず、Twitterの見方を知らない。山Pはインスタ始めて、(フォロワー)何百万人もいったんですよね?

    ――藤原さんもすぐいきますよ。

    どうするの、1万人とかだったら。ショックじゃん。やるんじゃなかったってなりますよ(笑)

    ――そんなことないでしょう。

    ダメだ、ダメだ。携帯でもYahoo!ニュースぐらいしか見てないですから。

    スマホに替えた理由

    ――確かずっとガラケーを使ってたんですよね。

    少し前にスマホに替えました。誰かに言われたんです。

    「この時代にスマホを使わないのが新鮮だと思ってるのかもしれないけど、30代後半、40代になったら、ただの使い方を知らないジジイだぞ」と。

    そうだねって言ってガラケーやめました(笑)

    ――今回の「俺はここの王だ!」もバズりそうですね。

    見ものですね!

    〈藤原竜也〉 1982年5月15日生まれ。埼玉県出身。1997年、舞台『身毒丸』のオーディションで蜷川幸雄の目にとまり、俳優デビュー。映画『バトル・ロワイアル』『DEATH NOTE』『カイジ』『るろうに剣心』『22年目の告白 -私が殺人犯です-』などヒット作、話題作に数多く出演。ゴールデン・アロー賞演劇賞、日本アカデミー賞主演男優賞、紀伊國屋演劇賞個人賞、読売演劇大賞優秀男優賞・杉村春子賞など受賞歴多数。