最近は渋谷や新宿の都市部を中心に問題視されている、タピオカのポイ捨て。
そんなタピオカが「不憫」と感じたというグラフィックデザイナーが描いた、レトロなタッチの広告が話題を呼んでいます。
それがこちらです!
「最近『タピオカは悪!』のような感じなので、タピオカで何か良い感じのものを描きたいな…というジャストアイディアでございます🙇♂️💦」とツイートしたのは、作者のあさなさくまさん。
あさなさくまさんは、BuzzFeed Newsの取材に対し、そうした状況を知って「タピオカが不憫に思えた」と語ります。
ーー戦前風のタッチで描かれているのには何か理由があるのでしょうか。
タピオカドリンクは、昔でいう「カルピス」や「コーラス」などのハイカラな飲み物に存在感が近いのかな……と思い、なんちゃってレトロなタッチにしました。
ーー現代カナ遣いへ変更されていたり、版をずらしてお書きになられたのは何か意図があったのでしょうか。
普段の漫画もそうなのですが、Twitterでは文字のよみやすさを大事にしています。
旧カナ遣いにこだわってみても面白いかな……と思ったのですが、スッと読んでもらえるように現代カナ遣いにしました。
版をずらしているのは、シルクスクリーンっぽく見せるためです。
ーー今回のイラストを通じて世の中に伝えたいことはどんなことでしょうか。
タピオカのポイ捨てに限らず、人って物事の一部分だけを見て全体を非難してしまいがちですよね。
セクシュアリティや国籍についてもです。それがすごく嫌で……「清濁合わせ飲みたいよね」という気持ちをちょっぴり込めました。