妻が溺れるなか、彼は浴槽のフタを閉めた。入浴中に飲酒をしていた2人に起きた悲劇

    最初は手助けを試みたが、その後、浴槽のフタを閉めた。浴槽に浸かりながら飲酒をしていたことで起こった悲劇。

    アメリカ・イリノイ州に住む男性が過失致死の疑いで逮捕された。妻が浴槽から出ようとしている最中に、浴槽のフタを閉めたと見られている。

    2月9日、ローラ・ハスカ(57)の死亡に関連して夫のエリック・ハスカ(58)が逮捕された。

    調査をした地元警察によると、2人は9日の夕方、裏庭にある浴槽に浸かりながら飲酒していた。その様子が自宅の防犯カメラに映っていたという。

    浴槽から出られないローラを、ハスカが当初手助けをしようと試みていたとみられる。しかし、その後、彼は浴槽のフタを一部閉めてその場を立ち去って家へと戻っている。

    その間も、妻はまだ浴槽から出ようと苦しんでいたものと見られている。

    彼女が浴槽から出ることができなかったのは、アルコールを摂取していた原因が大きいと捜査当局は発表した。

    「悲劇的な事件」と地元紙・シカゴトリビューンの副編集長、トッド・ウォルフは表現。

    「残念ながら、女性は死亡した。浴槽に浸かりながらアルコールを摂取すべきではない」

    ハスカが妻を置き去りにして、家の中で何をしていたのかは不明だ。彼は90分後に現場へと戻り、浴槽のフタを開けた。そこで彼は、溺れて水の中を漂う妻を発見。救急車を呼び、彼女は最寄りの病院へ運び込まれたが、その後死亡が確認された。

    逮捕後、彼は1万ドル(約100万円)の保釈金を支払い、誓約書にサインをした上で保釈されている。

    BuzzFeed Newsはハスカの弁護士へコメントを求めたが、現在までに回答は得られていない。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:千葉雄登