「オカマもゲイも生産はしている」松井大阪知事、ツイートを削除し謝罪

    自民党・杉田水脈議員の寄稿文をめぐる意見だった。

    自民党の杉田水脈衆議院議員(比例・中国ブロック)の「LGBTは生産性がない」などと主張する寄稿文に関し、大阪府の松井一郎知事が自身のツイートを削除して謝罪した。

    松井知事はツイートした翌朝、「不適切な表現がありました」「性的マイノリティの皆さんも日本社会の中で様々な生産に携わっています」と謝罪した。

    昨日のツイートに不適切な表現がありましたので、謝罪して訂正致します。性的マイノリティの皆さんも日本社会の中で様々な生産に携わっています。

    どの部分を「不適切な表現」と認めたかは明らかにしていないが、「オカマ」という表現は性的少数者の中で、男性の同性愛者やトランスジェンダーの人たちに対する蔑称との批判がある。

    松井知事は謝罪したものの、批判は続いている。「性的マイノリティも生産に携わっている」と書いているが、その視点自体が問題視されているからだ。

    杉田議員の寄稿文をめぐっては、当事者らから批判の声があがっている。

    性的マイノリティを支援する全国団体「LGBT法連合会」は7月23日、声明を発表。

    杉田議員の主張は事実誤認が多く、「困難を抱えている当事者に対して侮辱的・屈辱的とも取れる内容であり、許容することができない」と強く抗議した。

    BuzzFeed Newsでは、「LGBTに関する課題を考える議員連盟」の所属議員や自民党本部に見解を聞いている。返答があり次第、記事にする。