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北海道地震で「地鳴りデマ」が拡散、避難者が相次ぐ 異例の注意喚起も

特に新興住宅街での避難者が増加したという。

北海道地震を受け、「苫小牧で地鳴りがしている」「大地震がくる」というデマが広がり、避難者が相次いだ。同市は「全く根拠がない」と注意を呼びかけている。

市では当初はデマを黙認していたが、夕方になって電話が相次ぐようになった。

北海道地震では、発生当初から「本震が8日にくる」というデマが拡散していた。

災害時はデマが広がりやすい。ただ、今回はこうした「善意」ともとれるデマの拡散が目立っている。

熊本地震では、「ライオンが逃げた」という愉快犯的なデマが広がり、逮捕者も出た。

そうしたものに限らず、善意であれ、根拠のない情報は被災者の不安を煽る。

その多くは「〜から聞いた」という伝聞であるということが、「デマ」を見分ける一つの手段にもなる。

災害時だからこそ、自治体やマスメディアなどの公式ソースを直接確認し、不用意に情報を拡散をしないことが大切だ。