投票率が48.80%と、史上2番目の低さとなった参議院議員選挙。
BuzzFeed Newsでは、投開票日当日を写真で振り返る。
自民党は57議席を獲得し、勝敗ラインとしていた与党での過半数を獲得した。
ただ、公示前に比べ議席は8減らし、単独過半数を割った。改憲勢力3分の2にも至らず、笑顔は少なかった。
党本部に飾ってあったカレンダー。「政治は国民のもの」と書かれていた。
公明党は過去最多の14議席を獲得した。参院28議席は1977年に並んでもっとも多く、存在感を見せている。
一方、「令和デモクラシー」を掲げた立憲民主党は勢力を8議席伸ばし、参院で32議席に。
野党第一党の座を維持したが大勝とは言えず、やはり、笑顔は少なかった。
日本維新の会は3増の16議席に。東京や神奈川の選挙区でも初の参院議席を獲得。支持を広げる結果となった。
維新から立候補した鈴木宗男氏は、9年ぶりに政界に復帰した。
共産党は1議席減だったが、一人区で10勝した「野党共闘」の成果を強調した。
接戦だった一人区の新潟選挙区では、野党共闘候補で新人の打越さく良氏が当選。
首相らへの「忖度」発言が問題視されていた自民現職の塚田一郎氏を破った。
山本太郎氏が4月に旗揚げした「れいわ新選組」は2議席を獲得。ALS患者と重度障害者の国会議員が誕生することになった。
比例区で97万票以上を獲得した山本太郎氏は落選。しかし表情は明るく、「政権を狙っていく」と宣言した。
NHKから国民を守る党」も比例区で立花孝志代表が当選。ネット上で支持を伸ばし、れいわとともに「政党要件」を満たす見込みだ。
国民民主は2議席を減らし、参院21議席に。支持率の低迷が続いており、党勢立て直しが課題だ。
政党要件を失うか、失わないかの「崖っぷち」だった社民党は、かろうじて得票率2%を死守した。
とはいえ、今後の党勢復活への道は、非常に厳しいものとなりそうだ。