Twitterで「炎上」した話題を、忘れられたころにツイートするBOTが話題を呼んでいます。
開発したのは、ソフトウェアエンジニアの河本健さん。BuzzFeed Newsの取材に「SNSで炎上ネタに突入する前に、一呼吸置く人間が少しでも増えてほしいと思った」と語ります。
河本さんは、当時の炎上を「蒸し返す」ことが目的ではないと、強調します。一方で「怒り」をなくすことが目的ではない、とも。
「世の中が怒らず全てに無関心になることを目指しているのではないです。むしろ逆で、怒るのであれば、ただ叩きやすい対象者を叩いて気持ちよくなって終わるのではなく、そもそもどういうシステム的問題があって(事件ならば)そういう事件が起きたのか、どうすれば改善できるのか、自分にできることはなにか、を激しく議論or自問自答するのが望ましいと思っています」
「その世界では、このbotのグラフは今のような数日で終わるピークではなく、なだらかに下がりつつ少しずつポジティブな感情も増えてくるカーブを描くのではないかと思います。自分の経験では、怒りは新たな面白い発想をする良いチャンスです。一時的に気持ちよくなって何も解決や発明をしないのでは勿体無いと考えています」
普段は都内のIT企業で働く傍ら、様々なソフトウェアやハードウェア作品を発表している河本さん。このBOTは、10連休の間につくりあげたのだそう。