「世界一怖いアトラクション」という動画がネット上で話題を呼んでいる。
しかし、これはPR用につくられたとみられる動画で、このアトラクションの動きはCGによる合成だ。
拡散しているのは、韓国・ソウルのロッテワールドにあるアトラクション「ジャイロドロップ」を写した46秒の動画。
アトラクションの柱がみるみる伸びて、乗客たちが宙ぶらりんになりながら回転し、叫んでいる様子を収めている。まとめサイトのアカウントが6月15日に掲載したツイートは、2万5千以上リツイートされている。
さらに「想像以上に絶叫マシーンすぎたwwwww」などとして別のアカウントも同様の動画を掲載。こちらも、1万7千以上リツイートされている。
しかし、実はオフィシャルのCG動画だ。
ロッテワールドが6月13日にPR用に公式FacabookやYouTubeに配信したあと、Twitterで「本物」として一人歩きしたとみられる。
キャプションには「ジャイロドロップが2倍に上がったら…?(ガクブル)みんなこんくらいだったら乗れるんじゃないの?」と書かれている。
実際のアトラクションは、いわゆるフリーホール。
公式サイトによると、「70mの上空から時速100kmで落下」することが売りだ。今月アップロードされたユーザーの動画からも、特段柱が伸びたり、人が宙ぶらりんになったりしていないことが確認できる。