行方不明者は1千人以上。なぜアメリカ山火事の被害は拡大したのか【写真】

    過去最悪の被害が出ている。

    アメリカ・カリフォルニア州の山火事の被害が拡大している。

    「キャンプファイヤ」と呼ばれるこの火災では、東京都の半分以上の面積が焼失。

    1万戸近くの家屋が被害にあった。

    AFP通信によると、死者は16日(現地時間)の段階で61人。

    当局が通報を見直した結果、643人だった行方不明者は1011人に急増している。

    同州で起きた山林火災としては、過去最悪の規模だ。

    深夜に山火事が広がったことが、被害拡大の要因ともみられている。

    原因はわかっていないが、高圧電線の故障という見方もあり、すでに一部住民による訴訟も起きている。

    トランプ大統領は11月17日、被災地を訪問した。

    特に被害が大きいパラダイス町は、再建に数年かかるとみられている。

    被災者たちはテント暮らしを強いられている。

    カリフォルニア州では別の山火事「ウルージー」も発生。高級住宅地に燃え広がり、3人の死者が出ている。