自民党公認の候補予定者「民主党系は帰化人ばかり」とツイート、謝罪

    4月の統一地方選で、自民党の公認候補として区議選に立候補する予定だ。

    4月に予定されている東京・渋谷区議選に自民党公認で立候補する予定の青木勲氏のツイートが問題視されている。

    青木氏は1月22日夜、「傷付けてしまった方々、ご迷惑をおかけした皆様」に対し、以下のように謝罪。いくつかの投稿を削除した。

    Facebook: aoki.isao.jimin

    青木氏はFacebookに「私の正確性を欠いた情報を元にした、外国人生活保護、帰化議員の発言で傷付けてしまった方々、ご迷惑をおかけした皆様にお詫びする」と謝罪文を投稿した。

    「無我夢中で投稿とコメント返信をしてきましたが、気持ちが先走って調子に乗り、今回正確性を欠いたツイートをしてしまいました」とした。

    そのうえで、「皆様のお叱りを受け反省に基づき、該当のツイートを削除いたしました」とし、こうも綴った。

    「きちんと学び、正確な情報を使い、表現を考え、目指すべき政策を想いを訴えて参りたいと思います」

    「日本を愛する気持ちに偽りはありません。これからも国と地域と、そこに住む人々の安全性、暮らしが良くなるために全身全霊で働く所存です」

    青木氏はBuzzFeed Newsの取材に対し、「差別の気持ちや、誰かを傷つけるつもりはなかった」と強調した。

    「外国人の生活保護は違法」や「帰化議員」に関するネット上の間違った情報を引用していたことから、削除や謝罪の判断をしたという。

    その上で、別のユーザーとの徴用工やレーダー照射をめぐる日韓問題についての議論や質問の中で、「言いすぎてしまった」と弁明。こうも語った。

    「たくさんコメントをしていただいて、できる限り皆さんの質問になるべく答えたいと思い、急いでやってしまった部分もありました」

    また、「帰って欲しい」という言葉も、これも他のユーザーとやりとりをしている中で「そうですよね、という思いでツイートしてしまった」とし、差別する意図はなかったと繰り返した。

    「Twitterに慣れていない中、脇が甘かったと感じています。やりとりの途中のスクリーンショットや、外国籍のと書かなかったために『生活保護は違法』という部分だけを拡散している方もいらっしゃいますが、決してそういう意図はありません。今後はツイートにも気をつけていきたいと思っています」

    自民党渋谷総支部のホームページによると、青木氏は同支部の青年部副部長を務めている。

    UPDATE

    一部表現を修正いたしました。